...)中野君即ち目を瞋(いか)らせて...
芥川龍之介 「北京日記抄」
...どこにある!」瞋恚(しんい)と憎悪に燃えて...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...眼を瞋(いか)らせて...
橘外男 「墓が呼んでいる」
......
種田山頭火 「其中日記」
...今しも三人の若者が眼を瞋(いか)らし...
田山花袋 「重右衛門の最後」
... 5瞋恚を起すつらき言紆餘曲折に宣んし曰ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...ます/\胸の中瞋恙蓄へ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
... 205瞋恚を胸に蓄へて互に離れ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...貪瞋痴(どんじんち)の三悪を立派に具足した腥坊主(なまぐさぼうず)である...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...眼を瞋(いか)らして竜之助を睨(にら)んで...
中里介山 「大菩薩峠」
...さきには忿怒瞋恚(ふんぬしんい)の形相のみが眼に入ったが...
中里介山 「大菩薩峠」
...瞋(いか)り恚(はらだ)ち愚癡我慢...
林芙美子 「ボルネオ ダイヤ」
...瞋恚の爪を剥いて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...女も蛇も多瞋多恨...
南方熊楠 「十二支考」
...衆生この園に入らば、貪慾、瞋恚、愚痴を発せず、昔瓶沙王(びょうしゃおう)登極(とうきょく)の初め、諸采女(うねめ)とこの園に入り楽しまんとせしに、一同自ら覚(さと)りて婬欲なく戯楽を娯(たの)しまず、その時王もし仏が我国に出たら我れこの勝地を仏に献ずべしと発願(ほつがん)し、後(のち)釈尊に遇って献じたという...
南方熊楠 「十二支考」
...印度人が瞋れば怖しい詛言を吐く風盛んだと(Dubois,‘Hindu Manners,’ Oxford, 1897)に見え...
南方熊楠 「詛言に就て」
......
山口芳光 「街のシルヱツト」
...それに瞋恚(しんい)を燃やしている呂布にも...
吉川英治 「三国志」
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