...気ちがいの軍部の督戦で...
久生十蘭 「だいこん」
...父さんは大いに督戦係よ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...――進まぬやつは、軍律に照らして斬り捨てるぞ」と、軍のうしろにまわって、手に蛇矛(じゃぼこ)を抜きはらい、督戦に努めた...
吉川英治 「三国志」
...督戦に声をからした...
吉川英治 「三国志」
...「すわ」とばかり袁紹のまわりには、旗本の面々が、鉄桶(てっとう)の如く集まって、これを守り固めるやら、「退(ひ)くなッ」と、督戦するやら、「かかれ、かかれっ」「呂布、何者」「総がかりして討取れ」などと、口々には励ましたが、誰あって、生命を捨てに出る者はない...
吉川英治 「三国志」
...そのうちにどうしたのか、寄手の陣形は乱脈に陥り、流言、同士討ち、退却、督戦、また混乱、まったく収まりがつかなくなってしまった...
吉川英治 「三国志」
...――そのほうが望み薄ときまると、却って彼は肚がすわったように、「よし、この上は」と翌日は、自身、戦場に臨んで、督戦した...
吉川英治 「三国志」
...呂布は愕いて、早暁から各所の攻め口を駆けまわり、自身、督戦に当ったり、戟をふるって、城壁に近づく敵を撃退していた...
吉川英治 「三国志」
...ここにひそんで督戦していたが...
吉川英治 「三国志」
...厳重な督戦令を出した...
吉川英治 「三国志」
...部下を督戦して叫んでいる自己の言を裏切るものだし...
吉川英治 「三国志」
...大功を立つるは今ぞ」魏帝曹丕が督戦に臨んだ陣もまさにここであった...
吉川英治 「三国志」
...彼を督戦していたのである...
吉川英治 「私本太平記」
...督戦(とくせん)の乱声(らんじょう)は...
吉川英治 「私本太平記」
...お書きになるほどな督戦(とくせん)ぶりであった...
吉川英治 「私本太平記」
...(敵へ降伏せぬため)という督戦(とくせん)のつもりで入れ...
吉川英治 「新書太閤記」
...督戦(とくせん)していた将も...
吉川英治 「新書太閤記」
...泣く子をあやすように督戦し...
吉川英治 「源頼朝」
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