...我々の散歩地は必ずしも睛れやかな歩道でなくても...
竹久夢二 「砂がき」
...その睛(ひとみ)は榴(ざくろ)よりも大きかった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「汪士秀」
...睛(ひとみ)の上に小さな翳(くもり)が出来ていた...
田中貢太郎 「瞳人語」
...この蠅がいわゆる画竜点睛(がりょうてんせい)の役目をつとめる...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...多年の言説に画竜(がりゅう)の睛(せい)を点(てん)じたのではありますまい乎...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...あたかも拇指(ぼし)を以て眼睛を突くが如し...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...まだ点睛がないといふのが昨今の状勢である...
中原中也 「詩壇への願ひ」
...扨今後その中の若干なり未知の人なりが点睛を示し始める時...
中原中也 「詩壇への願ひ」
...そこで私は此の後詩が点睛を得るためには...
中原中也 「詩壇への願ひ」
...点睛の実現にまで到達する...
中原中也 「詩壇への願ひ」
...まさに画竜点睛の趣きがあるのである...
久生十蘭 「魔都」
...お勢は眼睛(め)を地上に注いで...
二葉亭四迷 「浮雲」
...黙ッていたか」ト山口は憤然として眼睛(ひとみ)を据えて...
二葉亭四迷 「浮雲」
...六十八州接眼睛...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...うしろから塩花を撒(ま)いたわよ」点睛(てんせい)も忘れなかったわけである...
山本周五郎 「青べか物語」
...「まさに画竜点睛だ」と...
山本周五郎 「花も刀も」
...眼に守睛(しゅせい)なく...
吉川英治 「三国志」
...画龍点睛を欠くものだ...
吉川英治 「源頼朝」
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