...その世襲的制度よりして百年の大計に着眼するとは...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...今や私は空間表象が根源的であることに着眼することによって空間直観という概念を取り出すことが出来た...
戸坂潤 「幾何学と空間」
...次元に着眼することによって思惟の機能を検出すること...
戸坂潤 「幾何学と空間」
...そこで遂に偶然性という範疇に着眼するようになったというわけだ...
戸坂潤 「思想としての文学」
...文学の縄張りとか仁義とかいうクダラない点に着眼する位いが精々だったが...
戸坂潤 「思想としての文学」
...解釈哲学が必らずしも解釈学的哲学に限らないことは注目すべきだが、併し文献学的・解釈学的・哲学の組織的な又断片的な形態が、今日わが国の至る処に著しく目立つことに、着眼することは、各種の日本主義に対する批判にとって、極めて大切だ...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...着眼するところはその一点で...
新渡戸稲造 「ソクラテス」
...学者のこれに着眼するは祝すべきことなれども...
福沢諭吉 「学者安心論」
...苟も社會の大勢に着眼する者ならば...
福沢諭吉 「帝室論」
...この伝説に着眼すると同時に...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...(一)(二)のごとく散乱したまま保存した場合にもその中に原本の姿の一部分が残存しているはずだという点に着眼する...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??