...王の着座するや、其頭には金色に塗りて更にまた彩りたる鷄卵を並べて作れる笠を冠として戴かせ、其手には「マケロニ(麪(めん)類の名)つけたる大いなる玩具(もてあそび)の柄つきの鈴を笏(こつ)として持たせたり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...それが左右から出て来て着座するのを見ると...
夏目漱石 「行人」
...初めにワキ・ワキヅレが次第(しだい)の囃子で登場して一定の場所に着座するまでは序の部分であるから...
野上豊一郎 「演出」
...書役(かきやく)を従えて着座する...
森鴎外 「最後の一句」
...通された一同其処へ着座する...
山中貞雄 「右門捕物帖 三十番手柄 帯解け仏法」
...聟どのが着座すると程なく...
吉川英治 「新書太閤記」
...着座すると、内蔵助から一同へ、江戸の急変について話があった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...「又十郎はいかがいたした」但馬守は、着座するとすぐ、不機嫌にそれを十兵衛に詰問(なじ)った...
吉川英治 「柳生月影抄」
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