...ぶくぶくに着ぶくれている...
梅崎春生 「狂い凧」
...ころころに着ぶくれた志奈子が助けてくれと俺に手をさしのべて...
高見順 「いやな感じ」
...高声は山ゆきすがたの着ぶくれてゐる寒い朝の...
種田山頭火 「其中日記」
...着ぶくれていた着物を一枚剥(は)ねぬぎ...
徳冨蘆花 「謀叛論(草稿)」
...まるまると着ぶくれて...
中谷宇吉郎 「民族的記憶の名残」
...群衆は着ぶくれして歩いてゐる...
林芙美子 「浮雲」
...綿の襤褸を着ぶくれて...
原民喜 「潮干狩」
...素姓も知れぬ輩(てあい)が黒羽二重の小袖に着ぶくれ...
久生十蘭 「鈴木主水」
...何か悪いことでも?」路上の着ぶくれ男が言うことに...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...シュピネル氏がやっぱり着ぶくれたまま...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...厚着(あつぎ)をして不形恰(ぶかっこう)に着ぶくれた胴(どう)の上に青い小さな顔が乗(の)って居る此の変(へん)な様子で人の集まる処へ出掛(でか)ける気もしない...
宮本百合子 「秋風」
...厚い木綿に着ぶくれた膝の辺を一層もじもじさせて此方を視ているれんの様子は...
宮本百合子 「或る日」
...着ぶくれた躯の背をまるくし...
山本周五郎 「青べか物語」
...着ぶくれた躯(からだ)の背をまるくし...
山本周五郎 「青べか物語」
...着ぶくれて眠ったのを背負い...
山本周五郎 「柳橋物語」
...着ぶくれた赤ん坊は母親の両腕から爆けそうにかさ張っていて...
横光利一 「旅愁」
...よけいに丸く着ぶくれて...
吉川英治 「新書太閤記」
...暫て先刻遠くから見たらしい老婆が着ぶくれた半身を現わしてさも不審そうに私を見て居る...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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