...もう船はきょうシヤトルに着くのだ...
有島武郎 「或る女」
...図‐407図‐408室蘭に着く前の景色は実に目をたのしませた...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...夜までに湖に着くことはできないが...
C. スミス C. Smith The Creative CAT 訳 「西洋科学は素晴らしい」
...無事に向うへ渡り着くまでが一と苦労でした...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...かけはしや命をからむ蔦かつら(芭蕉翁)傍に見すぼらしい家があつて、見すぼらしい老人が何やら拾うてゐた、これこそまことに、命をからむかけはし!十一時、上松町に着く、そこから半里位で、名だゝる寝覚の床、臨川寺からの眺望はすぐれてゐる、娘の子が二人せつせといたどりを採つてゐた...
種田山頭火 「旅日記」
...かくして二人今四たび泉のほとり來り着く...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...帰りには夜半(よなか)の汽車で奉天へ着く時間割だと橋本から聞くや否や...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...田町の大澤彦四郎の家へ着くと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あの男の境地に行き着くのはわけのない事だと思ひながらも...
林芙美子 「瀑布」
...わたしはかれらを見つけて、一度はたいへんびっくりしたが、落ち着くと、わたしはぼうしを取って、かれらの賞賛(しょうさん)に感謝(かんしゃ)の意を表(ひょう)した...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...僕着くとすぐに出たんだけれど...
水野仙子 「道」
...しかも遠距離ですぐにも行き着くことのできない道は夕霧をますます悲しませたのであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...」「大森に着く前にもう一ぺん念を押していったわ...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...行き着くところに迷って居る原因でもあった...
柳田國男 「夢と文芸」
...雨晴れやパンの樹のある夏木立三月十日今日の午後二時にコロンボに着く筈...
横光利一 「欧洲紀行」
...河岸のパレス・ホテルへ着くと...
横光利一 「上海」
...かくて御料の猟場(かりば)に着くと...
吉川英治 「三国志」
...江戸へ着くのをさすのである...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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