...いやいや落着かない膝(ひざ)を据えた...
芥川龍之介 「お律と子等と」
...良人(おっと)の顔付きには気も着かないほど眼を落した妻は口をだらりと開(あ)けたまま一切無頓着でただ馬の跡について歩いた...
有島武郎 「カインの末裔」
...五郎は落着かない表情で...
梅崎春生 「幻化」
...皆落着かない顔をして飲んでいる...
梅崎春生 「風宴」
...そこへ着かないうちに私たちは皆へとへとに疲れてしまった...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...家主では解決が着かないようになったので...
田中貢太郎 「立山の亡者宿」
...なんだか気持が落着かない...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...北村は落着かない気持ちだった...
豊島与志雄 「自由人」
...」岸本はちょっと落着かない気持ちでした...
豊島与志雄 「白蛾」
...気持ちがしっとりと落着かないの...
豊島与志雄 「囚われ人」
...暮の六つに締まるんでございます」「そうして今は何時(なんどき)だ」「一番鶏が鳴きました」がんりきは何か落着かないことがあるらしく...
中里介山 「大菩薩峠」
...そうしてその手紙も着いたか着かないか分らないくらいに考えて寝ていた...
夏目漱石 「思い出す事など」
...これも落着かない心持のガラツ八が長い顏を持つて來ました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それは落着かないと共に生氣に乏(とぼ)しいといふ印象を與へるのであつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...さつぱり落着かないぢやないか...
牧野信一 「鏡地獄」
...「おまえこわいものだから目が落ち着かないのだ...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...そのあいだ曹操は落着かない容子に見えた...
吉川英治 「三国志」
...信雄は落着かない気持らしかった...
吉川英治 「新書太閤記」
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