...四方を眺むれば橋の袂に焼くもろこしの匂い...
饗庭篁村 「良夜」
......
石川啄木 「一握の砂」
...町の往来(ゆきき)を眺むる子かな...
石川啄木 「悲しき玩具」
...其檣を眺むるともなく眺めて「破船」といふことを考へた...
石川啄木 「病院の窓」
...その根を石堆(いしづか)にからみて石の家を眺むれども...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...イデーに降りて戰場を眺むるのみ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...すべての神は之(こ)を眺む...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...彼眺むるを得せしめず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...ずうと玄関の入口まで出で行くを何事と眺むれば...
徳富盧花 「燕尾服着初の記」
...ポッケットより新約聖書取り出でゝ吾愛する約翰(よはね)伝第四章を且読み且眺む...
徳冨蘆花 「馬上三日の記」
...電燈のとぼるを待ちつわれは今 わが心の洞(うつろ)を眺む...
富永太郎 「画家の午後」
...そして飛行機上から眺むれば...
豊島与志雄 「北京・青島・村落」
...『絵本青楼美人合(せいろうびじんあわせ)』等について眺むるところあらば...
永井荷風 「江戸芸術論」
...水と空との間より月の昇るを眺む...
永井荷風 「佛蘭西人の觀たる鴎外先生」
...つらつら足駄を眺むるに二枚の歯あり三個の眼ありこれ其の赤裸の本体...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...土星しからば御後悔ないようにと念を押してちょっと眺むると新産のガネサの頸たちまち切れて飛び失せた...
南方熊楠 「十二支考」
...輪を描(か)く水色のそれの煙を眺むれば...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...東南の山あひに懷しく眺むる姿が...
吉江喬松 「山岳美觀」
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