...小さく十王を始め眷属(けんぞく)たちの姿を描いて...
芥川龍之介 「地獄変」
...眷属一同一席に集まり美食を設け...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...夷三郎もまたその附屬神或は眷屬神の一つである...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...その笑いに一家眷族(けんぞく)みな出てきて盛大に笑いこけたり...
谷譲次 「踊る地平線」
...やはりその魑魅の眷属(けんぞく)ではなかったか...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...吾輩が平生眷顧(けんこ)を辱(かたじけの)うする多々良君その人もまたこの同類ならんとは今が今まで夢にも知らなかった...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...おいおい眷属が増えまして...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...ヘルキュレスはマルセーユにほど遠からぬフォレの荘園に眷属...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
......
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...林町の連中も一家眷族(けんぞく)で市電よ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...愛宕の峯々に住む大天狗の配下に属する眷属(けんぞく)は...
夢野久作 「鼻の表現」
...さながら自分の眷族(けんぞく)のように...
吉川英治 「新書太閤記」
...一門の眷族(けんぞく)もみな余栄をうけて...
吉川英治 「新書太閤記」
...眷族(けんぞく)の妻子老幼から...
吉川英治 「新書太閤記」
...亀山から光秀の妻子眷族(けんぞく)までここへ引き取っていたので...
吉川英治 「新書太閤記」
...秀吉の母堂と寧子(ねね)夫人などの眷族(けんぞく)は...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼の妻子眷族(けんぞく)は...
吉川英治 「新書太閤記」
...こんな不才(ふさい)にご眷遇(けんぐう)次第にあつく...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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