...あの智羅永寿(ちらえいじゅ)の眷属(けんぞく)が...
芥川龍之介 「邪宗門」
...そは理性を享け有ちてすべての他のものの主たるべきものは未だこの全眷屬の中にあらざりき...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...眷屬(けんぞく)あり...
泉鏡太郎 「大阪まで」
...取って繋ぐものは悪魔の眷属(けんぞく)となり...
泉鏡花 「婦系図」
...太郎稲荷(いなり)の眷属(うから)が悪戯(いたずら)をするのが...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...檜の木片(こつぱ)は私の眷族(けんぞく)...
高村光太郎 「智恵子抄」
...それらはいずれも怪猫の眷属(けんぞく)郎党であって...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...いずれ装束稲荷(しょうぞくいなり)の眷族(けんぞく)が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...老後において妻子眷族(けんぞく)にかしずかれ...
萩原朔太郎 「老年と人生」
...あたしの眷属(けんぞく)……」頭に掛けていた手拭をとると急に真面目な言い方になって...
久生十蘭 「生霊」
...亀はたちまちその眷属一切を嘱集して百疋と千疋と万疋と十万疋と百万疋と千万疋とそれぞれ一列に並んで全地を覆うた...
南方熊楠 「十二支考」
...東西人倶眷...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...眷属ども...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...一家眷族(けんぞく)を...
吉川英治 「三国志」
...その妻子眷族(けんぞく)も...
吉川英治 「新書太閤記」
...御眷族(ごけんぞく)の端たるわれらも急にお行儀をあらためております...
吉川英治 「新書太閤記」
...そのほかたくさんな老若男女の眷族(けんぞく)が籠(こ)めてある...
吉川英治 「新書太閤記」
...阿倍仲麿(あべのなかまろ)が玄宗の眷顧を得...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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