...彼女の美しい姿は周りを眩惑させた...
...彼は女性に対して、いつも微笑みを浮かべて眩惑的な印象を与える...
...彼女のドレスの色は非常に眩惑的で、会場の注目を集めた...
...光の反射が強く、目が眩惑になる...
...ステージ上の歌手は、華やかなパフォーマンスで観客を眩惑させた...
...私達の目を眩惑(げんわく)させた...
江戸川乱歩 「赤い部屋」
...『吠』讃誦の美に眩惑せられしに由る...
高木敏雄 「比較神話学」
...讀者の眩惑である...
太宰治 「陰火」
...こうして人の眼を眩惑し...
谷譲次 「踊る地平線」
...そしてたぶん一時の興に乗って造ったものじゃ」他の人々は歴史的の枝話しに依って少し眩惑したように思われた...
チェスタートン 直木三十五訳 「金の十字架の呪い」
...いわゆるスモークボールを飛ばして打者を眩惑(げんわく)する名投手グローブの投球の秘術もやはり主として手首にあるという説を近ごろある人から聞いた...
寺田寅彦 「「手首」の問題」
...おのれの一身をもって数千の聴衆を征服し眩惑(げんわく)し支配するの快楽...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼はただそれに眩惑(げんわく)した...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...第一番目から手品が一枚加わって――それから四番、五番と立てつづけに、大道具、大仕掛で、華麗と、眩惑と、濃厚と、変幻の異国芸の花々しさを、息をもつかせず展開しておいて、六番目に、「ジプシー・ダンス」この幕間に、ちょっと手間がかかりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...極度に眩惑されてしまったものと見える...
中里介山 「大菩薩峠」
...眩惑から逃れて真実の生活を営みたいものは...
中里介山 「大菩薩峠」
...はじめ大川の盛名に眩惑(げんわく)されていた文壇は...
浜尾四郎 「黄昏の告白」
...――「……いつだつたかの晩、その伊太利譯を讀んだ時、私はこれらの頁を書いたあの夢のやうな晩のことを思ひ出し、まだ子供らしい頬をほてらせながら、死を、死の神格化(アポテオオズ)を見出すべく愛を突き拔けてゆく、この若い祖先の迅速さには、殆どわれにもあらず、眩惑し、驚嘆いたしました...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「旗手クリストフ・リルケ抄」
...眩惑(げんわく)されていながら眩惑する微笑なのであった...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...眩惑(げんわく)的な狂気にまでふくれあがった...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...人々はその絢爛(けんらん)さに長い間眩惑(げんわく)せられた...
柳宗悦 「工藝の道」
...彼等を眩惑して悶死させながら...
夢野久作 「鉄鎚」
...主としてこの探検の物質的成果に眩惑したということにもよるであろう...
和辻哲郎 「鎖国」
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