例文・使い方一覧でみる「眠れない」の意味
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太宰治 「春の盗賊」
...眠れないのでいろ／＼のラチもない事を考へる――酒好きは一切を酒に換算する...
種田山頭火 「行乞記」
...夜もおちおち眠れない細君の絶望の顔が浮んで来た...
徳田秋声 「爛」
...眠れないでいるうちに...
豊島与志雄 「白血球」
...そうは急に眠れない...
中里介山 「大菩薩峠」
...三太は嬉しくて夜も眠れない位になるのが普通である...
中村地平 「南方郵信」
...とても気になって二晩くらい眠れないんだが...
中谷宇吉郎 「長岡と寺田」
...主人も書物を枕元に置かないと眠れないのであろう...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...私がどの程度の劇薬をのまねば眠れないか...
浜尾四郎 「悪魔の弟子」
...今夜は仲々眠れないと...
林芙美子 「浮雲」
...なかなか眠れない...
林芙美子 「新版 放浪記」
...彼はすこしも眠れないでゐたから...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「旗手クリストフ・リルケ抄」
...「その明方妾が眠れないでゐると先生が妙な唸り声を挙げるのよ...
牧野信一 「好色夢」
...――眠れない時は...
牧野信一 「痴想」
...夜も碌々眠れないほど嬉しいのよ...
牧野信一 「天狗洞食客記」
...夜いつ迄も眠れないと...
松永延造 「職工と微笑」
...女もさすがに眠れないで悶（もだ）えていたのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...僕も眠れないもんだから雨を見てたところです...
横光利一 「旅愁」
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