...突然目の前が真青になった...
...彼女の目が真青な澄んだ色をしている...
...真青な空に白い雲が浮かんでいた...
...事故現場に行くと、真青な顔の人がたくさんいた...
...ひと夏の思い出が、青春真っ盛りの時期だったので、今でも思い出すと心が真青になる...
...つまの蓼(たで)を真青(まっさお)に噛(か)んで立ったのがその画伯であった...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...そこから真青な女の顔が出た...
海野十三 「蠅男」
...久米氏の顔は真青になつた...
薄田泣菫 「茶話」
...さつきから空の大半(たいはん)は真青(まつさを)に晴れて来て...
永井荷風 「すみだ川」
...面(かお)の色を真青(まっさお)にして返事ができませんでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...遥(はる)か前方の真青(まっさお)な麦畠(むぎばたけ)の中の道に一団の人影が見えた...
中島敦 「弟子」
...この自分は街にやって来る獅子(しし)の笛を遠方からきいただけでも真青になって逃げて行ったが...
原民喜 「壊滅の序曲」
...僕はこの部屋の真青な冷凍感の底で...
原民喜 「火の子供」
...真青(まっさお)に晴れた空が広々と見渡された...
水上滝太郎 「九月一日」
...真青な顔をしているじゃないか...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...これに対して畠山に扮した梅津昌吉氏は真青になったまま...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...ポマードだらけの毛髪を振り乱したまま真青になって自分の周囲を見まわした...
夢野久作 「女坑主」
...両手を突いたまま真青になった...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...スマンスマン……」真青になって腕を捲くった箒売が...
夢野久作 「近世快人伝」
...相手の異性は真青になってしまうのであります...
夢野久作 「鼻の表現」
...顔の色が瀬戸物のように真青で...
夢野久作 「霊感!」
...」彼女は真青になったまま...
横光利一 「上海」
...真青な上に白い波を立てて走っている一二のモーターボートも親しい思いをそそった...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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