...突然目の前が真青になった...
...彼女の目が真青な澄んだ色をしている...
...真青な空に白い雲が浮かんでいた...
...事故現場に行くと、真青な顔の人がたくさんいた...
...ひと夏の思い出が、青春真っ盛りの時期だったので、今でも思い出すと心が真青になる...
...真青になってエンジン室へ引揚げて来...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...そんな風に見える真青(まっさお)の顔だった...
海野十三 「恐しき通夜」
...真青な電光のうちにアリアリと見えた...
海野十三 「雷」
...真青(まっさお)になってとびこんで来た五十がらみの請負師(うけおいし)らしい男があった...
海野十三 「東京要塞」
...染めたように真青です...
海野十三 「蠅男」
...下の方には海の色が真青に見えていて...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...あの女給さんが、真青になって、人殺し! 人殺し! なんて云わなかったら、こんな大騒ぎにもならなかったんだし――』『それや仕方がないわ...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「耳香水」
...それを見た女房は木葉(このは)のやうに真青になつて顫(ふる)へ出した...
薄田泣菫 「茶話」
...座敷から見渡すと向うの河原の芝生(しばふ)が真青に萌(も)え出(い)でて...
近松秋江 「黒髪」
...大タブサに結った髷(まげ)の月代(さかやき)をいつでも真青(まっさお)に剃っている凄いような美男子であった...
永井荷風 「伝通院」
...まばらな髭(ひげ)のある顔中を真青にして居る...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...誠とせい子と三平と圭子と少し離れて室の中央に双葉が恐怖で一杯な真青な顔をして食卓上の手斧を見つめている...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...別人のような真青なヒロ子さんが...
山川方夫 「夏の葬列」
...気に入った鼓がなければ生涯舞台に出ないまでのことだ」私は生れて初めて老先生にこんなに叱られて真青になった...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...二人の老人は真青になって汗を拭き拭き顔を見交わした...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...蔵元屋のお熊さんと生写しで御座いましょうが」半三郎の真青な顔が...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...一知は見る見る真青になって...
夢野久作 「巡査辞職」
...やがて紅矢は頬の色を真青にして...
夢野久作 「白髪小僧」
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