...真逆様の不利な位置を捨てて...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...雪堆(ゆきやま)の中へ真逆様に顔を突込むときは...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「グーセフ」
...真逆様に地面に落ちてしまった...
豊島与志雄 「愚かな一日」
...私はヨチヨチ渡りかけたと思うと真逆様(まっさかさま)に溝へ落ちた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...五人一度に橋の欄干から真逆様(まっさかさま)になって水中へ飛込み...
永井荷風 「夏の町」
...真逆様(まっさかさま)に四番目の男の傍(そば)を遥(はる)かの下に落ちて行った話などが...
夏目漱石 「それから」
...阿蘇の噴火口から真逆様(まっさかさま)に地獄の下へ落しちまったら」「今に落としてやる」と圭さんは薄黒く渦巻(うずま)く煙りを仰いで...
夏目漱石 「二百十日」
...自分の領分へ真逆様(まっさかさま)に落ちて...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...真逆様に墜落するときに感ずるでもあろうような...
平林初之輔 「犠牲者」
...真逆様に転んだのでなければ...
平林初之輔 「犠牲者」
...然るに歩いている人間が真逆様に転ぶことはあり得ない...
平林初之輔 「犠牲者」
...船は突然真逆様に渦巻の底の方へ引き入れられて行くやうに思はれました...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「うづしほ」
...真逆様にころがった...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...子良は真逆様(まつさかさま)に地面へ墜(お)ち...
宮原晃一郎 「子良の昇天」
...やがて草の中にあった深い井戸の中へ真逆様(まっさかさま)に落ち込んで...
夢野久作 「オシャベリ姫」
...真逆様(まっさかさま)に落ちて行った...
夢野久作 「オンチ」
...又もや湧き立つ大浪小浪の間に真逆様(まっさかさま)に落ち込んでしまいました...
夢野久作 「白髪小僧」
...真逆様(まっさかさま)に墜落して行った...
吉田甲子太郎 「秋空晴れて」
便利!手書き漢字入力検索