...真裸で芝生に飛び下り...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...土方が真昼中甲州街道をまだ禁菓(きんか)を喰(く)わぬアダム同様無褌(むふんどし)の真裸(まっぱだか)で横行濶歩...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...衣服を脱いで真裸でつっ立つ折の...
豊島与志雄 「秋の気魄」
...心が真裸になっていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...パンよりもなおいっそう生命には必要な光よ――北方の覆面をぬいでる純潔な燃えたった真裸の汝(なんじ)を見る者は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...真裸な新鮮な大地の肌に無数に刻みこまれている...
豊島与志雄 「楊先生」
...夕方になると竹垣に朝顔のからんだ勝手口で行水(ぎょうずい)をつかった後(のち)そのまま真裸体(まっぱだか)で晩酌を傾けやっとの事膳(ぜん)を離れると...
永井荷風 「すみだ川」
...後や横を向いた時には真裸体(まっぱだか)のように見えることがある...
永井荷風 「裸体談義」
...真裸(まっぱだか)になった川越し人足が六七人ほど...
中里介山 「大菩薩峠」
...まず朝室へはいると真裸になってその上に白い実験着を着て...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...真裸(まはだか)な女性(にょしょう)の巨人が...
夏目漱石 「それから」
...男も女も子供も、真裸で、火を囲んでいるのです...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...夫(そ)れから真裸体(まっぱだか)で飛起て...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...仮令(たと)い真裸体(まっぱだか)で遣(やっ)ても身体(からだ)が臭いと云(いっ)て人に忌(いや)がられる...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...そのあとから無茶先生が真裸体(まっぱだか)で走りますので...
夢野久作 「豚吉とヒョロ子」
...そこへ相役の一人が供先から帰って真裸(まはだか)になって...
森鴎外 「阿部一族」
...真裸の山の神であった...
柳田国男 「山の人生」
...八歳になる長男などは泳ぎも知らぬ癖に私の其処に行くのを見付けては飛んで来て真裸体になりながら一緒になつて飛び込んだ...
若山牧水 「村住居の秋」
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