...真裸の男まじりに...
泉鏡花 「浮舟」
...そこには何もなくなり真裸(まるはだか)な...
相馬泰三 「新らしき祖先」
...○安宿に泊る人はたいがい真裸(大部分はそうである)である...
種田山頭火 「四国遍路日記」
...真裸に寝たものだ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...心が真裸になっていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...真裸になって皆一緒に手をつないで踊り廻ったら...
豊島与志雄 「白日夢」
...みんな腰から上は真裸(まっぱだか)で...
豊島与志雄 「魔法探し」
...「粋」とは、米へんの、精とか粋とかいう言葉があるように、米がその「もみ」をとり「かわ」をとり、青光りするほどその「ぬか」をとって、真裸かのもの、裸々堂々と、すべての飾りを脱ぎ去ることなのである...
中井正一 「美学入門」
...果(はて)は真裸体(まっぱだか)のままでズドンと土(どろ)の上に転(ころが)る...
永井荷風 「伝通院」
...真裸になったと覚えたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...まず朝室へはいると真裸になってその上に白い実験着を着て...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...真裸(まはだか)な女性(にょしょう)の巨人が...
夏目漱石 「それから」
...夏の日に真裸(まっぱだか)で行くものはあるまい...
新渡戸稲造 「自警録」
...真裸の金五郎がいる...
火野葦平 「花と龍」
...夫(そ)れから真裸体(まっぱだか)で飛起て...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...無茶先生はやはり真裸(まっぱだか)のまんま...
夢野久作 「豚吉とヒョロ子」
...冬の真最中にその忍耐を試みようと真裸で雪だるまに抱きついているディオゲネスを...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...先生の一途なるさまもなみだなれ家十ばかりなる村の学校にひたひたと土踏み鳴らし真裸足に先生は教ふその体操を先生の頭の禿もたふとけれ此処に死なむと教ふるならめ遥か真下に白々とした谷の瀬々を見下しながらなお急いでいると...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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