...俺は毒々しい喜びを感じながら真直ぐ切符売場へ進んで行ったのだ...
梅崎春生 「蜆」
...おまけにいやに真直ぐだから...
谷譲次 「踊る地平線」
...本当に潔白な真直ぐな方で...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...カーブを廻ってからは例の廃院と荒野の間の、真直ぐな道が、我々の目の前に展開した...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「自転車嬢の危難」
...真直ぐにわれわれの上に...
中井正一 「組織としての図書館へ」
...「私達は何のために生きているんですか」と真直ぐに瞳を見入りながら問いただしてくる青年達と...
中井正一 「地方の青年についての報告」
...二丁目を真直ぐに飛んで...
中里介山 「大菩薩峠」
...左手の相生町の角を真直ぐに行きました...
中里介山 「大菩薩峠」
...それも街道を真直ぐに逃げたんでは危険と思ったのか...
中里介山 「大菩薩峠」
...真直ぐに立ったと思うと寝る...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...これを真直ぐゆけば...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...体の前部今まで曲りおったのが真直ぐに伸びて...
南方熊楠 「十二支考」
...田舎の原っぱから真直ぐ自分の家へ来るというだけでも...
「赤い貨車」
...世が真直ぐに歩けると思うか?仙太 なんだ...
三好十郎 「斬られの仙太」
...わたしはただ真直ぐだからというだけでは真直ぐな道を取らないかも知れないが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...少し斜め東北に向って真直ぐに参道がついている...
柳田国男 「故郷七十年」
...こちらには矢代がいるとまた真直ぐに向き直って雀の行方を眼で追った...
横光利一 「旅愁」
...また二人は桜田本郷町を真直ぐに歩いていった...
横光利一 「旅愁」
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