...今は右も見ず左も見ずに真直(まっす)ぐに厩(うまや)へ歩いてゆき...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...真直に立つてゐるのだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...いままで真直に立っていた檣(マスト)が...
海野十三 「大空魔艦」
...それから真直に彼の室の戸口の方へやって来るのを聞いた...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...私は真直に家へ帰らず...
豊島与志雄 「悲しい誤解」
...焔は、青色を放って燃え上りつつ、少し左に、右に揺れながら、時として、真直ぐに立ち、香を放ちつつ、いろいろに聞える音を立てた...
直木三十五 「南国太平記」
...松竹座の前を真直(まっすぐ)に南千住(みなみせんじゅ)へ出る新開(しんかい)の大通りである...
永井荷風 「ひかげの花」
...右の肩から真直ぐに...
中里介山 「大菩薩峠」
...寝覚の里――神戸(ごうど)の通りを真直ぐに左に海中へ突出した東御殿...
中里介山 「大菩薩峠」
...女は大きな眼で三造の顔を真直に見ながら...
中島敦 「プウルの傍で」
...真直に立つた大きな平(ひら)岩を越すとき...
夏目漱石 「それから」
...幹が真直(まっすぐ)で...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...それを真直に行かずに...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...遠くまで真直(まっすぐ)に見える廊下だのを...
夏目漱石 「道草」
...真直(まっすぐ)に流し場へ行きました...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...真直(まっすぐ)に衝突したのを感じた...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...牧場(まきば)にある様な粗末な木戸を押して入(はひ)ると中門(ちゆうもん)の前まで真直(まつすぐ)に一町(ちやう)程細い路(みち)の両側に繁つたマロニエの木立(こだち)が続く...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...この前を真直ぐに行つて...
吉江喬松 「伊良湖の旅」
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