...真直に家へ帰るのではあるまいと思っていましたら...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「耳香水」
...真直(まっすぐ)に漕いで行った...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...火は真直に堀田原...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...今日でも人の滅多に通らないやうなところを一気に真直に突切つて行つたのであるといふ事が私に飲み込めて来たからである...
田山録弥 「黒猫」
...却って真直に歩いたのだ...
豊島与志雄 「道標」
...真直に伸した手を足の運動に合して振りながら...
豊島与志雄 「反抗」
...真直に真珠湾攻撃に通じている...
中井正一 「二十世紀の頂における図書館の意味」
...バスなら真直に玉の井まで行くわ...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...陣街道を真直ぐに...
中里介山 「大菩薩峠」
...昨夕いっしょに行ったのかい」棒のごとく真直(まっすぐ)に立ち上がった杖は答える...
夏目漱石 「虞美人草」
...鼻筋が真直(まっすぐ)に通っている...
夏目漱石 「坑夫」
...幹が真直(まっすぐ)で...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...お前のやうに真直ぐにばかりは歩けないんだよ...
北條民雄 「青春の天刑病者達」
...短かい休息に、とき子は指をもみながらも、胸を張り、姿勢よくして、顔を真直にあげ、雪を見ている...
「今朝の雪」
...真直(まっすぐ)に石塀に向って通じている小径(こみち)があって...
森鴎外 「細木香以」
...山で手ごろな細い真直ぐな木を伐(き)って...
柳田国男 「母の手毬歌」
...御覧の通り色々と世話を焼いて真直に立てております...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...こちらには矢代がいるとまた真直ぐに向き直って雀の行方を眼で追った...
横光利一 「旅愁」
便利!手書き漢字入力検索