...窓から見える雪景色が真白で美しい...
...彼女は真白なドレスを着ていた...
...真白な壁に絵を描く...
...12明るい街を、碧(あお)い眼をした三人の尼さんが、真白の帽子、黒の法衣(ほうえ)の裾をつまみ、黒い洋傘(こうもり)を日傘の代りにさして、ゆっくりと歩いて行った...
池谷信三郎 「橋」
...おしろい真白な婦人が...
伊藤左千夫 「浜菊」
...真白な砂浜でありました...
海野十三 「怪塔王」
...桐の厚い真白の歯が...
海野十三 「ゴールデン・バット事件」
...膨れあがったような真白な肉の隆起が覗いていた...
海野十三 「深夜の市長」
...これが真白になつたらよからう...
種田山頭火 「其中日記」
...その毛髪が真白になっているのに気が附いた...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...法律上にもいよいよ※(やもお)になった厚い唇の久(ひさ)さんは真白い頭をして...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...それから奥は真白に海水着の跡がついていた...
豊島与志雄 「反抗」
...皮膚の色は蝋のように真白くなっているところへ...
中里介山 「大菩薩峠」
...木槿(むくげ)かと思われる真白な花もここかしこに見られた...
夏目漱石 「初秋の一日」
...年とった女中頭が真白に輝いている精製糖(せいせいとう)の棒を打ち砕いて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...真白にぞみ雪ふりたれ...
正岡子規 「墨汁一滴」
...霜の真白い浅瀬に足を踏張(ふんば)って網を投げている翁の壮者を凌(しの)ぐ腰付を筆者が橋の上から見下して...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...大きな船から真白い煙が出て...
夢野久作 「瓶詰地獄」
...この夜中に真白な粘液だけがひとりじくじくと鮮やかに流れていた...
横光利一 「上海」
...――そして董卓の背をなでている貂蝉の真白な手を...
吉川英治 「三国志」
...そのかたわらに繭(まゆ)のように真白い髪の人が朽葉色(くちばいろ)のうちかけを着て...
吉川英治 「新書太閤記」
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