...――真木島(まきのしま)の十郎は...
芥川龍之介 「偸盗」
...崋山の親友に真木(まき)重兵衛といふ男がゐた...
薄田泣菫 「茶話」
...真木大将は皇道派さ」と丸万は俺の無知が意外そうな表情で...
高見順 「いやな感じ」
...青年将校の支持する真木大将らの皇道派を軍の実権から遠ざけ...
高見順 「いやな感じ」
...翌年の七月に皇道派の真木大将が教育総監部から追われた...
高見順 「いやな感じ」
...真木大将は辞任を肯(がえ)んじなかったが...
高見順 「いやな感じ」
...あとのことは真木大将らにまかせてあると言う...
高見順 「いやな感じ」
...青年将校らが頼みの綱としていた真木大将らは敗退した...
高見順 「いやな感じ」
...真木は金の融通をしてもらふこともあつたし...
徳田秋声 「のらもの」
...益満が「真木か」「益満」格子を開けて...
直木三十五 「南国太平記」
...飛瀑障りというのか、池のむこうの小滝を、楓の真木が一本、斜めに切るように滝壺のほうへ枝をのべ、萩ノ家というだけあって、庭いちめんにうっとうしいほど萩を植えこんでいる...
久生十蘭 「野萩」
...またヒノキは諸木の上乗なものであるからこれを賞讃して真木というのだとの説もある...
牧野富太郎 「植物記」
...その百合の花非常に白きを嫉んでヴェヌス女神海波の白沫より出現し極浄無垢の花の真中に驢(うさぎうま)の陽根(いちもつ)そのままな雌蕊(めしべ)一本真木柱太しく生(はや)した...
南方熊楠 「十二支考」
...兵藤氏と共に長州の真木和泉のところへ使いに行っている...
三好十郎 「斬られの仙太」
...真木柱(まきばしら)の姫君を引き取って手もとへ置きたがっているのであるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...真木柱(まきばしら)夫人が帰って来て...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...これは真木柱(まきばしら)の君と同じ母から生まれた関白の長子...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...7640真木(まき)積み畳(かさ)ねて...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
便利!手書き漢字入力検索