...真心から愛する女がいつも真っさきに悟ることを悟ったのだ...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...完全な平等を真心から欲してはいたけれど...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...真心からのやさしい力を掌にこめ...
豊島与志雄 「道化役」
...新(あらた)に母の死を悲しむブラームスの真心から出たもので...
野村胡堂 「楽聖物語」
...昔の生徒がこれほど素朴に真心から訪ねてくれることは...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...それが歌手自身の真心からの溜息であるかのやうに悠やかな韻律で響き...
牧野信一 「ゾイラス」
...」彼は真心から叫んだ...
牧野信一 「父の百ヶ日前後」
...早苗を真心から愛したく思っていたのに...
宮本百合子 「印象」
...真心から婦人の幸福を思い...
宮本百合子 「幸福のために」
...真心から支持して...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...真心から慰めの言葉を発しているのであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...源氏は真心から御息所をいたわり...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...その宮にまで憎悪(ぞうお)を持つわけはないが真心からお世話をする気にはなれなかったであろうと想像される...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...今はとて荒(あら)しやはてん亡(な)き人の心とどめし春の垣根(かきね)をとお歌いになる院は真心からお悲しそうであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...女のほうでは真心からの恋とは認めていないのであるから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...真心から変わらぬ将来の誓いをされるのだったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...真心から御慰問の言葉をお告げになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...真心から熱い慈愛(じあい)をそそぎこめば...
吉川英治 「神州天馬侠」
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