...時ニ大師爾トシテ真影ヲ現ズ...
谷崎潤一郎 「覚海上人天狗になる事」
...階下の一室に両陛下の御真影を掲げまつり...
谷崎潤一郎 「細雪」
...写真影像は現象の記載ではなくて...
寺田寅彦 「ニュース映画と新聞記事」
...少年は真影流(しんかげりゅう)に見る人の形...
中里介山 「大菩薩峠」
...これを前の真影に押して敬い掲げた...
中里介山 「法然行伝」
...又或人が法然の真影を写して銘を頼んだ時もこの文を書いてやったことがある...
中里介山 「法然行伝」
...その時御信仰の余り右京権大夫隆信朝臣に仰せつけられて法然の真影を図して蓮華王院の宝蔵におさめられたそうである...
中里介山 「法然行伝」
...空阿弥陀仏は法然をほとけの如く崇敬していて右京権大夫隆信の子左京大夫信実朝臣に法然の真影を描かせ一期の間本尊と仰いでいた...
中里介山 「法然行伝」
...知恩院に残っている絵像の真影がそれである...
中里介山 「法然行伝」
...校門の出入ごとに御真影奉安所に向って最敬礼をするだけの心構えもあった...
中谷宇吉郎 「英国日食班の印象」
...銭面帝ノ真影ヲ鋳ル...
※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]上漁史 「土用干ノ記」
...始むるにあたりてあたかも前面に掲げてあったご真影(しんえい)に最敬礼して登壇(とうだん)し...
新渡戸稲造 「自警録」
...彼は御真影の前をも憚(はばか)らず猥褻(わいせつ)なる語(ことば)を用いたと称して問題を惹き起こしたことがある...
新渡戸稲造 「自警録」
...皇帝の真影をいくども幻灯で見ていたので...
久生十蘭 「フランス伯N・B」
...公子と花世姫の真影は光長の弟子の光実(みつざね)が写している...
久生十蘭 「無月物語」
...鴨居の上の御真影を見上げていて...
横光利一 「夜の靴」
...真影流(しんかげりゅう)の柔道の極意をふるって捕人を投げとばす彼が...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...役者が「真影(しんかげ)の極意(ごくい)をきわめた達人」を表現すること巧みであればあるほど...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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