...猶更(なほさら)おれは真平(まつぴら)御免(ごめん)だ...
芥川龍之介 「雑筆」
...」「どっちも真平(まっぴら)だ...
芥川龍之介 「路上」
...自動車でのり込むと云やあ大層外聞はいゝけれど私なんかまあ真平(まっぴら)ですね...
伊藤野枝 「監獄挿話 面会人控所」
...「洋楽は真平(まっぴら)御免だ!」といって応じなかった...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...真平だ」そういって顔子狗は...
海野十三 「鬼仏洞事件」
...真平御免でがす」伴造から勇気を推奨せられた執事の勝見は五日経って...
海野十三 「赤耀館事件の真相」
...あんな凄い女は真平だ...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「黒猫十三」
...真平(まっぴら)だ...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...真平(まつぴら)だ...
徳田秋声 「チビの魂」
...大工上り「如何でござるな」真平...
直木三十五 「南国太平記」
...さりながら妙齢なる美人より申し込まれたるこの果し状を真平(まっぴら)御免蒙(ごめんこうむ)ると握りつぶす訳には行かない...
夏目漱石 「自転車日記」
...真平だが仕方がない...
夏目漱石 「倫敦消息」
...有名な人に紹介して上げます」「真平(まっぴら)ご免(めん)だ」「胃病が癒(なお)りますばい」「癒らんでも差支(さしつか)えない」「そげん頑固張(がんこば)りなさるならやむを得ません...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...何用ですって? あっしはこんなけちけちした暮らしは真平御免ですよ』と...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...近処との交際など真平御免といったように階下は...
牧逸馬 「土から手が」
...「舞踏科なんぞ真平御免だ...
牧野信一 「山彦の街」
...花井於梅が蜂吉を殺した明治中世にはわが国の裁判ももうよほど進歩していたから大岡育造や角田真平(竹冷)が弁護してやり...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...角田真平(つのだしんぺい)...
森鴎外 「渋江抽斎」
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