...「このカードは真四角でお洒落だね」...
...「雪が積もっていて真四角になっている」...
...「彼は真四角な性格で人を惹きつける」...
...「真四角な態度で謝罪する」...
...「彼の性格は真四角で、面倒くさい時がある」...
...板葺(いたぶき)の真四角な二階建が外(ほか)の家並を圧して立っていた...
有島武郎 「カインの末裔」
...いやに真四角な部屋だ...
海野十三 「宇宙尖兵」
...真四角にポッカリ明るくなっている...
海野十三 「地中魔」
......
鶴彬 「鶴彬全川柳」
...真四角な室、堅い鉄の扉、息が苦しくなるほど狭い世界だ...
豊島与志雄 「二つの途」
...三尺立方の真四角な穴を掘りにかかりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...往来(おうらい)から直(ただ)ちに戸が敲(たた)けるほどの道傍(みちばた)に建てられた四階造(づくり)の真四角な家である...
夏目漱石 「カーライル博物館」
...十坪あまりの真四角な水槽(みずぶね)を据(す)えて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...真四角に坐りました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...田舎くさく真四角になり...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...普通の赤煉瓦を真四角に積み上げたデッカイ...
夢野久作 「けむりを吐かぬ煙突」
...「どうぞ恐れ入りますが新聞紙で真四角に包んで頂きとうございます」と云ったからその通りにしてやると...
夢野久作 「暗黒公使」
...真四角い木賃宿(きちんやど)の木枕みたいな力瘤(ちからこぶ)が出来た...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...真四角に区切っていた...
夢野久作 「笑う唖女」
...鉄で作られた虚偽の函(はこ)のように範宴の膝はいつまでも痺(しび)れを知らずに真四角なのである...
吉川英治 「親鸞」
...真四角に膝をならべて...
吉川英治 「べんがら炬燵」
...真四角に坐っていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...一定の時刻に、彼女の乳房はいっぱいになり、真四角になる...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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