...真先にお詫びを申し上げます...
...彼は真先に逃げ出した...
...真先が見えない状況に陥った...
...真先に会議室に入る場合は、鍵を開けてください...
...真先を争って座席に座る人が多い...
...真先(まっさ)きに私(わたくし)がお訊(たず)ねしたのは浦島太郎(うらしまたろう)の昔噺(むかしばなし)のことでございました...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...その祝宴にも真先(まっさき)に取持った...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...「こらッ!」大江山課長は真先(まっさき)に向うの汽艇へ飛び移った...
海野十三 「地中魔」
...まず真先にこの地震計を据(す)えつけたい或る一つの場所を胸の中に秘めていた...
海野十三 「東京要塞」
...(明治四十年十二月二十八日『東京朝日新聞』)五十六天然色写真先日本紙に載せてあった天然色写真の新法よりなお一層新しい法が見出された...
寺田寅彦 「話の種」
...真先に火を消したではなかったか...
外村繁 「夢幻泡影」
...塚本夫人は真先に帰っていった連中のうちの一人だった...
豊島与志雄 「怒りの虫」
...それを秦は真先に見付けた...
豊島与志雄 「秦の憂愁」
...真先にお角の身にかけられた縄に牙(きば)を当ててグイと引くと...
中里介山 「大菩薩峠」
...真先にこのわたくしというものが...
中里介山 「大菩薩峠」
...その中でも真先に手を付けるべき問題であろう...
中谷宇吉郎 「泥炭地双話」
...「海棠(かいだう)の露をふるふや物狂(ものぐる)ひ」と真先(まっさき)に書き付けて読んで見ると...
夏目漱石 「草枕」
...真先に原子爆弾の蹂躙を受けなければならぬ...
仁科芳雄 「原子力の管理」
...真先(まっさき)にひょいと飛び出して来るのは...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...いつも真先に駈けて敵を崩さずという事なし...
南方熊楠 「十二支考」
...やはり彼が真先に駈け出した...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...私に一挺のブローニングを渡しながら真先(まっさき)に飛び降りて...
夢野久作 「暗黒公使」
...怯(ひる)むなかれ魏延」真先にあるは老将黄忠であった...
吉川英治 「三国志」
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