...真先にお詫びを申し上げます...
...彼は真先に逃げ出した...
...真先が見えない状況に陥った...
...真先に会議室に入る場合は、鍵を開けてください...
...真先を争って座席に座る人が多い...
...真先に松明(たいまつ)を振りつつ御進みありて...
伊藤左千夫 「師を失いたる吾々」
...我々は何よりも真先きに空気のお蔭で生きてゐるので...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...叔父さんは真先きに出来た閑暇(ひま)を利用して...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...どんな場合に心臓麻痺を起しますかねぇ」長谷戸検事が真先に質問の矢を放った...
海野十三 「地獄の使者」
...真先に自分がそれを見つけて声をあげるつもりだった...
海野十三 「四次元漂流」
...まず真先に出て来るのは...
戸坂潤 「社会時評」
...真先にビールの杯を取り上げた...
豊島与志雄 「塩花」
...真先に気がついたのはおけいだった...
豊島与志雄 「別れの辞」
...何よりも真先に、そして何よりも一番強くわたしの心を打ったのは、眼の下から鼻へかけて打身(うちみ)のために蒼くなり、一面に脹れあがった彼女の顔でした...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...真先に自分が長押(なげし)から九尺柄の槍を押取(おっと)りました...
中里介山 「大菩薩峠」
...本来ならばこの船が着くと同時に、真先かけて、はしけに立っている七兵衛の姿を見なければなりませんのですが、それが見えないことが、誰よりもまず清澄の茂太郎を失望させました...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分は真先(まっさき)に降参してしまって...
中谷宇吉郎 「雪を作る話」
...大黒真先に打って出で打ち出の小槌(こづち)で賊魁(ぞくかい)を打ち殺す事あり...
南方熊楠 「十二支考」
...家へ帰って真先に買ったのはそれ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...霽波の車が真先に駈け出す...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...やはり彼が真先に駈け出した...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...私に一挺のブローニングを渡しながら真先(まっさき)に飛び降りて...
夢野久作 「暗黒公使」
...掴(つか)んだ粟を真先に肉迫する使部の面部へ投げつけた...
横光利一 「日輪」
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