...俳優の写真個展は見ごたえがあった...
...「女には皆――の性質があるといふが、真個か知ら...
石川啄木 「道」
...大抵真個の茶趣味の如何などは固より知らないのであろう...
伊藤左千夫 「茶の湯の手帳」
...真個(しんこ)の富国強兵とは...
大隈重信 「国民教育の複本位」
...されば真個(しんこ)の富強は決して一躍して獲(え)られるべきものではない...
大隈重信 「国民教育の複本位」
...真個の神話成生の要素とし...
高木敏雄 「比較神話学」
...何処までが真個(ほんとう)で何処までがなのかと真個との見界(みさかい)の付かないような気持をさする女性(おんな)だった...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...「真個(しんこ)に人民を愛するものは...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...而(しこう)してその真個に開国の大運動を生じたるは...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...真個(ほんと)にサ...
二葉亭四迷 「浮雲」
...それをそんな事いうッて真個(ほんと)にこの娘は可笑しな娘だよ」お勢はもはや弁難攻撃は不必要と認めたと見えて...
二葉亭四迷 「浮雲」
...真個に立派な人になるように心掛けるのが...
宮本百合子 「いとこ同志」
...真個に輝く太陽や...
宮本百合子 「いとこ同志」
...真個にいつかか分りませんが...
宮本百合子 「いとこ同志」
...真個に悪かったと思うの...
宮本百合子 「いとこ同志」
...真個にいとしかったのだが...
宮本百合子 「印象」
...真個(ほんと)に自分が家をもらう積りに成って居た所へ重三が出て来て目算をがらりと崩して仕舞ったのを恨んで居ると外思えなかったので...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...これに、誰でも、真個に人間を、人類を貫いている普遍的な光明である愛の本流に、瞬間でも触れたことのある者は実感されることでしょう...
宮本百合子 「偶感一語」
...真個に基督教を攻撃せんとする者...
山路愛山 「英雄論」
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