...俳優の写真個展は見ごたえがあった...
...ビュッフォンは真個の科学者自然探究者であって...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...真個(ほんと)に為様(しやう)がない...
石川啄木 「道」
...』『真個に済みませんでしたなあ...
石川啄木 「道」
...……雪女郎って真個(ほんと)にあるんだってね...
泉鏡花 「霰ふる」
...真個(ほんと)のように思い込み勝ちな自分は...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...むしろ美醜両面を併写(へいしや)せる真個の「我」を描写したる底の作物にこそ甚深(じんしん)の満足を感ずべきにはあらざるか...
綱島梁川 「国民性と文学」
...例(たと)へば武道荒事(あらごと)の役者に対しては宛(さなが)ら真個(しんこ)の英雄を崇拝憧憬(しょうけい)するが如きものとなれり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...今日の日本に於て猶(〔なお〕)真個の生命あるを事実の上に於て証拠立て得たるを賀するものである...
夏目漱石 「文芸とヒロイツク」
...真個(ほんと)にお前は文三と何にも約束した覚えはないかえ...
二葉亭四迷 「浮雲」
...それをそんな事いうッて真個(ほんと)にこの娘は可笑しな娘だよ」お勢はもはや弁難攻撃は不必要と認めたと見えて...
二葉亭四迷 「浮雲」
...「真個に貴女だってそうお思いに成るでしょう」とそのようにしているのを見ると...
宮本百合子 「いとこ同志」
...綜合的な舞台の芸術を真個に生かすには...
宮本百合子 「印象」
...真個に人間の生きている意味...
宮本百合子 「男…は疲れている」
...真個のショックでした...
宮本百合子 「偶感一語」
...何!物が真個に書ける時私は...
宮本百合子 「五月の空」
...――――だから真個(ほんと)の悪魔というものは誰の眼にも止まらないで存在しているのだ――――そのような悪魔の現実社会に於ける生活とか...
夢野久作 「鉄鎚」
...……この本名の判らない男こそ真個(ほんとう)の「暗黒公使(ダーク・ミニスター)」である……大和民族の危機を救うべく...
夢野久作 「暗黒公使」
...精神病に関する真個(ほんとう)の科学的研究がやって行けないのは恰(あたか)も...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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