...私の家は市内の真中にあります...
...彼は真中にある席に座った...
...真中を通り抜けて、左側に曲がってください...
...この部屋は真中にテーブルがあって、周りに椅子が並んでいます...
...私たちのグループは真中の席を使います...
...その部屋の真中に...
海野十三 「怪塔王」
...東京の真中新橋の上にちがいないのであるが...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...それからこのきれいな配列の真中に彼は飾窓の巨大な飾物であった白砂糖菓子の大きなかたまりを置いていた...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「見えざる人」
...」お増は座敷の真中に坐って...
徳田秋声 「爛」
...大勢の巡査が街路の真中に立っていた...
豊島与志雄 「群集」
...姉は川の真中から呼びかけた...
豊島与志雄 「月明」
...彼女は室の真中に決して坐らなかった...
豊島与志雄 「生あらば」
...二人はあまり口を利(き)かずに急いだが、金谷坂(かなやざか)あたりでがんりきが、「鼠小僧という奴は面白い奴よ、姫路の殿様の近所にやっぱり大きな殿様のお邸があって、そこでお能舞台が始まっている時のことだ、殿様がこっちから見ていると、舞台の真中に、年のころ十八九ばかりで月代(さかやき)の長く生えた男が伊達模様(だてもよう)の単衣物(ひとえもの)を着て、脇差を一本差して立っているのを殿様が見咎(みとが)めて、あれは何者だ、ついに見かけない奴、不届きな奴、追い出せとお沙汰がある、家来たちが見ると、お能役者のほかに人はいない、殿様はなお頻(しき)りに逐(お)い出せ逐い出せとおっしゃる、仕方がないから舞台へ上って追う真似をしてみたがなんにもいやしない、そのうちに舞台の上を見ると紙片(かみきれ)が落ちている、拾って見るとそれに『鼠小僧御能拝見』と書いてあった、殿様の眼にだけはその姿がちらついたんだが、ほかの者には誰も見えなかった...
中里介山 「大菩薩峠」
...真中より少し左へよったところで綺麗(きれい)に分けてありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...極楽浄土の真中で……という歌が...
中里介山 「大菩薩峠」
...支那町の真中にこんな大名屋敷に似た門があろうとは思いがけなかった...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...部屋の真中へつっぷしてしまった...
林芙美子 「帯広まで」
...その広さは、陛下の寝室ぐらいあり、真中のところは、人の背ほど高くなっています...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...銃劒が心臓の真中心(まッただなか)を貫いたのだからな...
ガールシン 二葉亭四迷訳 「四日間」
...私の耻を路の真中へと曝け出した...
松永延造 「職工と微笑」
...真中より深川の方へよりたる所三間許(ばかり)を踏崩したり...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...法科大学教授大川渉(わたる)君は居間の真中(まんなか)へ革包(かばん)を出して...
森鴎外 「魔睡」
...頭の真中に丸い水だまりがなければ...
柳田国男 「故郷七十年」
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