...私の家は市内の真中にあります...
...彼は真中にある席に座った...
...真中を通り抜けて、左側に曲がってください...
...この部屋は真中にテーブルがあって、周りに椅子が並んでいます...
...私たちのグループは真中の席を使います...
...池の真中の小島では大きな鷺(さぎ)が...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...海の真中(まんなか)まで漕いで行(ゆ)けるか...
泉鏡花 「悪獣篇」
...と鉄砲巻の皿を真中(まんなか)へ突出した...
泉鏡花 「婦系図」
...真中のニンフの左手も消された...
海野十三 「すり替え怪画」
...心臓の真中を刺し貫いてゆく...
海野十三 「蠅」
...部屋の真中へ歩いて来たのだ...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...氏はやをら座を立つて座敷の真中に坐つた...
薄田泣菫 「茶話」
...千住の大橋で真中になる丸太を四本...
高村光雲 「佐竹の原へ大仏をこしらえたはなし」
...滔々(とうとう)たる濁流の真中へ向って矢を射るように泳いで行く一頭の黒犬...
中里介山 「大菩薩峠」
...かわいそうに野原の真中へ打捨(うっちゃ)って...
中里介山 「大菩薩峠」
...冬の真中で大体最低零下十五度最高零下十度位の所を毎日規則正しく変化しているのであって...
中谷宇吉郎 「雪の十勝」
...高い柱はこの空を真中で突き抜いているように聳(そび)えていた...
夏目漱石 「永日小品」
...八畳の間の真中に病の牀を設けて南側の障子明け放せば上野おろしは闇の庭を吹いて枕辺の灯火を揺かす...
正岡子規 「夏の夜の音」
...無常の大鬼輪を抱き輪の真中の円の内に仏あり...
南方熊楠 「十二支考」
...晴れた日の午後の芝生は広々と青く日に光っていたが、その真中に、輝くばかり反射する紫の色が、葦の葉の間からはっきり見えた...
水上滝太郎 「九月一日」
...万物の霊長とは之だぞと取繕つて坐つてゐる真中に...
宮原晃一郎 「愛人と厭人」
...真中には薪(たきぎ)のいっぱいはいった墓穴が掘ってあり...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...追い散らす間もなくすり抜けすり抜けして赤坂見附の真中に片手を揚げている交通巡査をちらりと見残したまま一気に東宮離宮横の坂を飛び上った...
夢野久作 「暗黒公使」
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