...私の家は市内の真中にあります...
...彼は真中にある席に座った...
...真中を通り抜けて、左側に曲がってください...
...この部屋は真中にテーブルがあって、周りに椅子が並んでいます...
...私たちのグループは真中の席を使います...
...どさりと一階の客席の真中に墜落してしまった...
池谷信三郎 「橋」
...あの真中(まんなか)を正面に切って通ると...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...一人は真中に縛られ...
魯迅 井上紅梅訳 「「吶喊」原序」
...病室(びょうしつ)の真中(まんなか)に走(はし)り出(で)て突立(つった)った...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...机を真中にすえて...
田山花袋 「田舎教師」
...そして茶の間の真中にこちらに尻を向けて坐りながら...
近松秋江 「うつり香」
...見ると池の真中に土手のやうなものが突出してゐて...
寺田寅彦 「雨の上高地」
...真中どころにごろごろして竹の皮包みの餡(あん)ころかなにかを頬張りながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...それからその真中にある化粧後(けしょうご)の白い顔とを...
夏目漱石 「明暗」
...ただその真中(まんなか)の六畳ばかりの場所は冴(さ)えぬ色のタペストリで蔽(おお)われている...
夏目漱石 「倫敦塔」
...真中がへこんでゐるので...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...子規○僕が死んだら道端か原の真中に葬って土饅頭を築いて野茨(のいばら)を植えてもらいたい...
正岡子規 「墓」
...畑の真中の木の櫓から下の宿の温泉が噴き出して夜も昼も白い煙を濠々(ごうごう)立てている...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...わたしは数限りない物・植物や動物や鉱物・の真中に...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...不図青眼先生は屋敷の真中あたりで...
夢野久作 「白髪小僧」
...その真中に清い泉を湧かして渇いた人々に飲ましてやりました...
夢野久作 「森の神」
...真中(まんなか)が立ててあるから丁度(ちやうど)日本髪の様であつた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...そして、白眼に絡まった蜘蛛の巣のような血脈、林立した火箸のような睫毛(まつげ)、又その真中には、何かしらトテツもない恐ろしい影を写している虚黒な眸(ひとみ)があった……...
蘭郁二郎 「魔像」
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