...五十坪か六十坪ぐらいの畑の真ん中に三畳敷ぐらいのバラックが何百何十と並んで居る...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...黄玉を空(から)クッションで真ん中へ...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...心臓の真ん中を射貫いて居た...
野村胡堂 「音波の殺人」
...一散に事件の真ん中に飛び込みます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...八五郎親分に持たせて昌平橋の真ん中に立たせておけば手拍子三つ打つうちに...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...真ん中の舞台は取り払われ...
野村胡堂 「法悦クラブ」
...片足を羽根布団の真ん中に置いていたが...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...「わたしをみてください」キャラコさんと山本氏を真ん中にいれて...
久生十蘭 「キャラコさん」
...いまや真ん中に収斂(しゅうれん)しそうであり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...停車場が出来るとなれば――」とか「小田原の家の竹藪の真ん中が...
牧野信一 「熱海線私語」
...町も町も町のド真ん中のお花見だけれど...
正岡容 「寄席行燈」
...すぐに部屋の真ん中に転がって...
森鴎外 「阿部一族」
...座敷の真ん中に据わって「一寸皆様に申し上げます」と冒頭を置いて...
森鴎外 「百物語」
...そっとのぞいてみると、鼈甲(べっこう)ぶちの眼鏡をかけた権内が、十畳の座敷いっぱいに金をならべて、その真ん中に、腕拱(うでぐ)みをしているのだった...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...大勢の真ん中に、旗竿(はたざお)をさしあげているのだ...
吉川英治 「三国志」
...まだその河の真ん中で...
吉川英治 「新書太閤記」
...そしてその真ん中には...
吉川英治 「新・水滸伝」
...」「――商業地の真ん中で...
吉行エイスケ 「大阪万華鏡」
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