...日本が真に大御心を奉じ...
石原莞爾 「最終戦争論」
...我々が外国古文学又は特殊の書籍又は稀覯書等に就て知らんとするに方って普通の目録や書籍歴史では決して得られない知識を探り得られる是等の含蓄多き貴重なる書目の滅亡は真に悲むべきであった...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...中村屋が諸君の真によき道場とならんことを願うものである...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...その次の写真に於いて...
太宰治 「小さいアルバム」
...真に科学を構成すべきシステムとして異彩を放つであろう...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...この方法を真に有効ならしむるには...
寺田寅彦 「比較言語学における統計的研究法の可能性について」
...今日技術的精神を真に信頼し得ているものは...
戸坂潤 「技術的精神とは何か」
...彼等の「苦悩」は一種純真に誇らしい貴い苦悩とされ...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...真に孤独になって...
豊島与志雄 「父の形見」
...その時の調子と、今日のしょげ方とを比べて見ると、それではあの時のは、檣(ほばしら)の上の出鱈目(でたらめ)の即興ではなくて、真に、茂太郎の眼では、磐城平から海岸通りを北走する七兵衛の姿を認めたのか...
中里介山 「大菩薩峠」
...身振り声色真に迫っていた...
中谷宇吉郎 「長岡と寺田」
...古来から保存された実物を写真にしたものであるから...
夏目漱石 「『東洋美術図譜』」
...前者はその人間が直接人生に触れてゐると云ふ意味に於て表現が比較的手易く真に...
南部修太郎 「現代作家に対する批判と要求」
...真に「好き」から音楽会に行くのでなく...
萩原朔太郎 「ラヂオ漫談」
...震災で何もかも焼いてしまったそれらの写真には...
堀辰雄 「幼年時代」
...真に私の生命を楽しむのである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...何も彼も写真に撮ったように知った顔をするのだ...
室生犀星 「香爐を盗む」
...法師が真に法師である限り...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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