...真に海濤の勇士なりき...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...ベルダン以東には真に僅少の兵力で満足して主力をオアーズ河以西に進め...
石原莞爾 「戦争史大観」
...あのガツシリと完成した描法など真に好いと思ひます...
上村松園 「応挙と其の時代が好き」
...われわれが今ここに在りながらしかも真に在らざる不安...
中井正一 「絵画の不安」
...世界が真に自己自身から動くものとなるのである...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...真に我々の魂に迫るものは...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...真に絶対に帰依したものは真に道徳を念とするものでなければならない...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...真にコソコソと庵の外へ逃出(にげだ)してしまったのです...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...」己はかう云つてドユパンが真にその人が誰だと云ふことを中(あ)てたのだか...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...真に価値あるもので勝ち取る主義だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...真に自信に欠けた思ひ入れを込めて...
牧野信一 「バラルダ物語」
...肉体的疲労を真に実際に取除くよりも...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...真に新らしい社会と文化の章がはじめられようとしている...
宮本百合子 「現代の主題」
...真に工藝に帰るということと...
柳宗悦 「工藝の道」
...正しい工藝においては真に用美相即である...
柳宗悦 「工藝の道」
...両方とも真に美しい形のを見受けますが...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...――真に、君のごとき者こそ、名将というのだろう」と、口を極めて賞讃し、特にその功として、益寿亭侯(えきじゅていこう)に封じ、当座の賞としては、黄金の器物一副(そえ)をさずけた...
吉川英治 「三国志」
...なんで無感覚におられましょうや」「真に敬服しました...
吉川英治 「三国志」
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