...表の六間道路は真っ昼間だというのに猫の子一匹も通らず...
大阪圭吉 「石塀幽霊」
...はいる早々もう真っ昼間から寝たりなんぞしやがって...
大杉栄 「獄中記」
...真っ昼間のあかりの下でしみじみと眺(なが)めてみたかったのである...
谷崎潤一郎 「鍵」
...夏の真っ昼間のことなので疑いようがなかった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...真っ昼間から蚊だの蠅(はえ)だのがぶんぶん呻(うな)って...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...それは真っ昼間の...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...時は真っ昼間で、この男は信号燈をおろして、手にランプをさげていたのです...
ディッケンズ Charles Dickens 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...いつもおかめの面をかぶってるというんでしょう? そして真っ昼間でもかまわずにどこへでも現れて警視庁の役人を手こずらせているということでしょう? それに盗むものは宝石や貴金属ばかりで...
平林初之輔 「探偵戯曲 仮面の男」
...真っ昼間でしたけれど...
平林初之輔 「華やかな罪過」
...真っ昼間の日光はあらゆる神秘の防害者ですからね...
平林初之輔 「華やかな罪過」
...真っ昼間に部屋の中を急に暗くすると...
平林初之輔 「秘密」
...そして、真っ昼間から、音楽をやり、その音が強いから、アベックさんも、碌に話が出来ないらしい...
古川緑波 「甘話休題」
...目覚めた時は真っ昼間になっていた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...あたかもトンネルから真っ昼間に出て...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...そこには決して闇夜と真っ昼間との間にあるような相違はないのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...真っ昼間でもろくに人通りはなし...
山本笑月 「明治世相百話」
...三都はおろか田舎(いなか)城下にまで、人相書の廻っているこの治郎吉ですらこうして、真っ昼間、大手を振って歩いて来らあ...
吉川英治 「治郎吉格子」
...事を決すべきだ』真っ昼間...
吉川英治 「田崎草雲とその子」
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