...ともあれ、オスカー・ワイルドの言葉のはしばしをひろってみても、第一に確かに、「ギリシャ美学」で、芸術が「模倣(ミメジス)」であるというのに対しては、真っ向から、そうではない「創造」であると反対しているのである...
中井正一 「美学入門」
...彼独特の怪奇主義を真っ向に...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...真っ向から訊きだした...
森下雨村 「五階の窓」
...その出足の真っ向を割りつけられました...
吉川英治 「江戸三国志」
...弱腰でいる黒衣の者たちの真っ向へのぞんで来た気がしましたから...
吉川英治 「江戸三国志」
...真っ向へこう探りを入れてみましたが万太郎もここへ来る間に...
吉川英治 「江戸三国志」
...真っ向へ疾風の勢いで来た...
吉川英治 「剣難女難」
...鋭い重蔵の木剣が真っ向から飛んで来た...
吉川英治 「剣難女難」
...彼は真っ向から来た小六の白刃のもとへ身を衝いて行きながら...
吉川英治 「剣難女難」
...「おおッ!」真っ向に振りかぶった赤樫の木剣...
吉川英治 「剣難女難」
...二尺七寸の木剣を無双にふりかぶって敵の真っ向へ跳び上がった――彼が大妻籠で自得練磨の梢斬り! 心得たと左足を引いて受け払った自斎の手ぎわもさすが...
吉川英治 「剣難女難」
...真っ向から斬り下げた...
吉川英治 「三国志」
...真っ向に突き入って...
吉川英治 「新書太閤記」
...弁円は起き上がる時につかんでいた杖を真っ向にかむって...
吉川英治 「親鸞」
...起ち上ろうとする一閑の真っ向へ――『覚えたかっ』と...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
...――それを抜いて額(ひたい)の真っ向に揮(ふ)りかぶると...
吉川英治 「宮本武蔵」
...真っ向に持ち直そうと...
吉川英治 「宮本武蔵」
...武蔵の真っ向へ――と構えた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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