...胸の真っただ中を刺し通されて...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...招待もされたのだろう」「排日の真っただ中に乗りこんだわけか」砂馬は俺に酒をすすめて...
高見順 「いやな感じ」
...痴話喧嘩(ちわげんか)の真っただ中に飛びこむ手はなかった...
高見順 「いやな感じ」
...われわれは壮大な氷原の真っただ中に停船す...
ドイル Arthur Conan Doyle 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...心臓の真っただ中を貫いて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...雲集して来る蚤の真っただ中へ...
横光利一 「夜の靴」
...その無政府状態の真っただ中へ...
横光利一 「夜の靴」
...ここは八幡原の真っただ中...
吉川英治 「上杉謙信」
...先にゆく編笠の影がやがて高原の真っただ中に...
吉川英治 「江戸三国志」
...敵の真っただ中を斬り開いて馳せつけて来る者がある...
吉川英治 「三国志」
...城の真っただ中まで駈けて来たのだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...中国勢も上方勢も眼をこらして見まもっている真っただ中での御生害...
吉川英治 「新書太閤記」
...敵の真っただ中を割って通るのが...
吉川英治 「新書太閤記」
...一望渺々(びょうびょう)と見はらされる枯野の真っただ中に火事かと思われるばかり大きな炎の柱が立っていて...
吉川英治 「親鸞」
...太陽の火焔の真っただ中へ翔(か)け入って行くように...
吉川英治 「宮本武蔵」
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