...自分の身をそろ/\と真っすぐ起して...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...ベルをやけに鳴らしながら蘆屋川沿いの遊歩道を真っすぐ新国道へ上ると...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...彼の方へ真っすぐにやってきた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...根岸から品川まで真っすぐに行っても四里以上あるから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...真っすぐに水の中へ落ちましたよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...真っすぐの方角でしたよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...銭形平次のところへ真っすぐに持って行きました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...真っすぐここへやって来てくれないのかしら?鶴 やっぱり...
三好十郎 「樹氷」
...直接かつ真っすぐに...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...真っすぐになった手のひらを...
吉川英治 「江戸三国志」
...赤塗の轍(わだち)はれきろくと関内(かんない)の文化街を真っすぐに疾走した...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...明りの揺らめきも真っすぐになって...
吉川英治 「剣難女難」
...しかし、遮那王は、吉次のほうへは顔を向けないで、いかにもうつろな眸(ひとみ)をしているように、真っすぐに、雲を見ていた...
吉川英治 「親鸞」
...鳥羽街道を真っすぐに進んでゆくのであった...
吉川英治 「親鸞」
...真っすぐに立ちすくんでしまった...
吉川英治 「八寒道中」
...父情(ふじょう)の闇(やみ)「羅門」と、老人はすぐに開き直って、「――今、わしが言ったことばに、何ぞ、異論があるようじゃが……」「いかにも、大いにござります」「何、大いにあると」「さればです!」と、羅門も容(かたち)を正して、真っすぐに、胸を張った...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...真っすぐ家の方向へは走れなかった...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...男たちがちゃんと道に出て真っすぐ家に向かうのを見たら直ぐに帰ると言っていました...
J. S. レ・ファニュ J.S.Le Fanu The Creative CAT 訳 「ドラムガニョールの白い猫」
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