...彼の失敗を看過するつもりはない...
...子供たちがやらかした悪さを看過することはできない...
...彼女は自分が病気であることを看過していたが、ついに病院に行くことにした...
...メールの中の文法的な誤りを看過して、内容を理解してください...
...看過(かんくわ)せらるるの憾(うら)みなきに非ず...
芥川龍之介 「骨董羹」
...但(ただ)しくれぐれも看過してならぬことは...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...研究家や旅行者に依て看過される...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...あなたは看過することの出来ないと仰有る程又それを看過するとはあるまじき事だと私をお責めになる位熱心にその事にたづさはつてゐらつしやるらしいやうですからそんな手ぬるい考へではあきたらないとお思ひになるでせうがそれは各自の考へ方の相異...
伊藤野枝 「青山菊栄様へ」
...今日まではなはだ冷淡に看過された...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「青年に訴う」
...粗悪な品物をも大目に看過するという弊が起る...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...眼を過ぐる雲煙(うんえん)とは瀧口いかで看過するを得ん...
高山樗牛 「瀧口入道」
...他面悲哀厭世の特質を看過するを得べきか...
綱島梁川 「国民性と文学」
...他人が苦しむのを平然と看過しながら...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...然れども今これを絵画的効果の上より論ずれば決して軽々(けいけい)に看過(かんか)すべきものに非ざるなり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...今日わが国において随筆という形式の文学が全盛を極めていることは看過し得ざる一つの文化現象である...
中谷宇吉郎 「文化史上の寺田寅彦先生」
...決して輕々に看過す可らざるものあり...
福沢諭吉 「帝室論」
...この点に就(つい)ては我輩(わがはい)も氏の事業を軽々(けいけい)看過(かんか)するものにあらざれども...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...冷々として看過した...
三島霜川 「解剖室」
...馬琴はその『質屋庫』三にそれらを看過して一言せず...
南方熊楠 「十二支考」
...古代人の生活には軽々に看過すべからざる地形なるゆえに...
柳田國男 「地名の研究」
...看過すべからざる変革を暗示するものかと思う...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...看過すべからざる不始末である...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
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