...彼女の言動から真実を看破した...
...その詐欺師を看破した刑事によって逮捕された...
...彼の隠れた才能を私たちは看破できた...
...彼のウソをすぐに看破し、みんなを守った...
...彼らの目的を看破していたため、危険を回避できた...
...彼の友だちは彼の秘密を看破してしまふのに違ひなかつた...
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」
...眼の前で小説を作るなどと云ふ御座敷芸のない為に看破しにくいのに違ひない...
芥川龍之介 「偽者二題」
...苟(いやし)くも外国人にも窺はれる所は悉(ことごとく)看破するだけの気組みを持たなければなりません...
芥川龍之介 「文芸鑑賞講座」
...大なる理想は先づ現實の眞相を看破して...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...雇い人たちはまだ真相を看破していなかった...
江戸川乱歩 「影男」
...ツォイスはプロメトイスの奸策を看破して...
高木敏雄 「比較神話学」
...あのお方のそのおそろしい不具のお心をはつきり看破する事も出来ず...
太宰治 「右大臣実朝」
...十六の娘にも、また召使いにも、看破されている...
太宰治 「新釈諸国噺」
...真偽看破(シンギカンパ)ノ良策(リョウサク)ハ...
太宰治 「創生記」
...マア坊の策略くらいは僕にだって看破できる...
太宰治 「パンドラの匣」
...内面から看破(みやぶ)る機会に出会った事のない津田にはまたその言葉を疑う資格がなかった...
夏目漱石 「明暗」
...迷信の土くれと看破(みやぶ)りては...
森鴎外 「文づかい」
...変名を使って異性と通信しているに違いない事を看破し得る父兄もあまりあるまいと思う...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...この心理遺伝の作用を看破して...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...いつドンナ処から自分の正体を看破(みやぶ)られるかわからない...
夢野久作 「二重心臓」
...ドーブレクが彼の仮面を看破し得なかったことだ...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
...彼女が果たしていかなる思考(かんがえ)を持っているかを看破せんと少しも眼を放たず見ていると...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
...その空洞なる事を何人といえども看破し得ざる様に御製作相成度(あいなりたし)……」と書いてございました...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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