...彼女の言動から真実を看破した...
...その詐欺師を看破した刑事によって逮捕された...
...彼の隠れた才能を私たちは看破できた...
...彼のウソをすぐに看破し、みんなを守った...
...彼らの目的を看破していたため、危険を回避できた...
...」玄鶴は彼の計画も甲野の為に看破(みやぶ)られたのを感じた...
芥川龍之介 「玄鶴山房」
...仮面ではない事が看破出来れば...
芥川龍之介 「上海游記」
...先生は一読して直ちに僕が当時の心状を看破せられた...
泉鏡花 「おばけずきのいわれ少々と処女作」
...一寸(ちょっと)話を聞いただけで偽(にせ)赤外線男だと看破(かんぱ)出来るようなものもあった...
海野十三 「赤外線男」
...私が気がつかなかったのにずばりと看破(かんぱ)したピース提督の科学の眼力のほどを...
海野十三 「地球要塞」
...まるで申し合わせたようにパーヴェル・パーヴロヴィチを白い眼で見ていることを看破していたが...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...これは解釋の困難を省く一種の方便に過ぎないことは朱子なども看破せる所である...
内藤湖南 「禹貢製作の時代」
...一度(ひとたび)合理の眼(まなこ)を以てその外皮(がいひ)を看破(かんぱ)せば武断政治の精神は毫(ごう)も百年以前と異(ことな)ることなし...
永井荷風 「浮世絵の鑑賞」
...平次はその間の事情を看破して...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それを看破したのはまた無理もない話...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...われわれは早くも此のからくりを看破して了った...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...彼がすでに看破したる所ならざらんや...
日野強 「新疆所感」
...彼はふしぎなほど鋭く看破していたのだった...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...小野はただちに海尊なることを看破し...
柳田国男 「山の人生」
...修業者たちがその欺瞞(ぎまん)を看破(どうして看破しないことがあろう)して...
山本周五郎 「似而非物語」
...私の正体がその筋から看破されているばかりでない...
夢野久作 「冥土行進曲」
...七人に過ぎないことを看破(かんぱ)して...
吉川英治 「新書太閤記」
...すでに敵の意を看破していた秀吉が...
吉川英治 「新書太閤記」
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