...適当に画面を看ることのできる位置にそれをかける場所がないのである...
津田左右吉 「芸術と社会」
...尚ほ困學紀聞は翁元圻注本によりて看るを便とすべし...
内藤湖南 「支那歴史的思想の起源」
...斯くの如き觀察點より總べての經籍を看るときは...
内藤湖南 「尚書稽疑」
...余の論旨は旧劇は改作を施さざる限りなほ看るに足るべしといふにあり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...瓦町電車通に出で夜肆を看る...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...近頃は人形も看るに足らず...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...新冨座に文楽座人形芝居を看る...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...新冨座人形三ノ替合邦と酒屋を看る...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...日比谷公園の躑躅花を看る...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...市村座に徃き西川流踊さらひを看るつもりなりしが...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...然れども家は東南の崖に面勢(めんせい)し窓外遮るものなく臥して白雲の行くを看る...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...わたくしはあれなら写真を看るにも及ばない...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...仔細に給仕女の服装化粧を看るに...
永井荷風 「申訳」
...唯人物を能く看ることが出来れば...
永井荷風 「申訳」
...同氏の顔を知りたい方はそれを看るべしだ)であって...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...一々諸比丘の面を看る...
南方熊楠 「十二支考」
...既に蘭軒の家に出入して筆生の務に服したものと看るべきであらうか...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...若し更に蘭軒の次年戊子元旦の詩註を取つて合せ看るときは...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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