...些かも省みる処なく...
石川三四郎 「土民生活」
...宜(よろ)しく物質の魔力に溺れむとする内心の状態を省みる可く候...
石川啄木 「渋民村より」
...まずわが身を省みる必要はないでしょうか...
高神覚昇 「般若心経講義」
...この間の仕事にそれがちつとも現はれてこなかつた事を省みると...
田村俊子 「木乃伊の口紅」
...清月にゐる間の自分を省みると...
田村俊子 「木乃伊の口紅」
...さっき思わずカッとして荒い言葉を使った自分を省みると...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...到底日常眼前の現象を省みる暇(いとま)がないありさまであるから...
寺田寅彦 「物理学圏外の物理的現象」
...日本の図書館は何を自らに省みるべきであろうか...
中井正一 「野に山にかかる虹の橋」
...過去の知覚の連なりを省みるとき...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...仕事の方を第一にして自分を省みるのを二の次にする人々...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「平の教」をこそ省みるべきである...
柳宗悦 「改めて民藝について」
...沈んでゆく工藝の歴史を省みると...
柳宗悦 「工藝の道」
...考え得る最もよき方法として省みることに...
柳宗悦 「工藝の道」
...その美しさを省みる者とてはなかったのです...
柳宗悦 「美の国と民藝」
...ひいては自分の眼を省みる所以になるからである...
柳宗悦 「民藝四十年」
...かえって高閣に束(つか)ねられて省みる者も無く...
柳田国男 「木綿以前の事」
...人生の萬波を半にしながら後を省みる時...
吉川英治 「折々の記」
...省みることなんかありゃしませんもの...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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