...宜(よろ)しく物質の魔力に溺れむとする内心の状態を省みる可く候...
石川啄木 「渋民村より」
...此の頃とし子は自分の生活を省みる度びに...
伊藤野枝 「乞食の名誉」
...句が出来すぎるほどの心にウソはないかを省みるべきである...
種田山頭火 「其中日記」
...お前が、斉彬から、学ぶものも、多いであろうし、斉彬が、お前から、省みることも、多いであろう...
直木三十五 「南国太平記」
...われがわれを省みるといふことは...
三木清 「歴史哲學」
...如来の詞(ことば)は分り切った事ながら各の身に当て省みるべきじゃ...
南方熊楠 「十二支考」
...仕事の方を第一にして自分を省みるのを二の次にする人々...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...自分自身を省みる方がずっとよくわかる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...何にも増して文化の大きな基礎なのだということを省みるべきだと思います...
柳宗悦 「沖縄の思い出」
...美しさがあるから過去を省みるまでである...
柳宗悦 「工藝の道」
...歴史を省みるなら時代の下降と共に...
柳宗悦 「工藝の道」
...挿絵の歴史を省みるならば...
柳宗悦 「工藝の道」
...安ものの民器など省みる者はほとんどありませんでした...
柳宗悦 「美の国と民藝」
...省みると一国の性情や希願や信仰の凡(すべ)ては...
柳宗悦 「民藝四十年」
...ひいては自分の眼を省みる所以になるからである...
柳宗悦 「民藝四十年」
...神霊以外にはこれを省みる者が無くなった...
柳田国男 「木綿以前の事」
...かえって高閣に束(つか)ねられて省みる者も無く...
柳田国男 「木綿以前の事」
...人生の萬波を半にしながら後を省みる時...
吉川英治 「折々の記」
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