...この矛盾を感じた僕自身を冷笑しない訣(わけ)には行かなかつた...
芥川龍之介 「歯車」
...一見矛盾しているが実は合致している法則から結果する調和はさらに一段と驚嘆すべきものである...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...こういう考えで自然界の運動を解釈して矛盾するところがないので...
寺田寅彦 「物質とエネルギー」
...互に矛盾する無数のものが錯綜している...
豊島与志雄 「反抗」
...漱石の初期の作品――倫敦塔・幻影の盾・虞美人草等――との相違がある...
中島敦 「鏡花氏の文章」
...矛盾的自己同一的世界の形成要素として...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...我々はいつも絶対矛盾的自己同一に対しているのである...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...この二つの神は正反対の矛盾として対蹠して居る...
萩原朔太郎 「ニイチェに就いての雑感」
...全く互に容れない矛盾が...
萩原朔太郎 「非論理的性格の悲哀」
...この矛盾は時の觀念の中に伏在する問題を示唆するとしての意義はあらうが(一)...
波多野精一 「時と永遠」
...矛盾こそより深きもの...
三木清 「歴史哲學」
...これと矛盾するに至るものでもあるのである...
三木清 「歴史哲學」
...矛盾のままの、無理だらけの毎日を送って、ちっとも心に不満が起らない程日本の「家庭生活」のなかでの経験者――既に一人の女性はその家庭の犠牲となったほどの――男の人が、万年青年であり得るでしょうか...
宮本百合子 「新しい抵抗について」
...しかしやはり生活の根本にあるそういう矛盾のために...
宮本百合子 「幸福の建設」
...そしてそれを何かの形でか出来るだけ矛盾の無い統一体として処理したい欲望を持つ...
三好十郎 「恐怖の季節」
...是と非とは矛盾の意義(コントラアヂクトオリシユ)にして...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...どうその頃の人の矛盾や救いのない貧乏の沼を察しても...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...各人の私事に立入りかつ官吏に自由国の慣習と感情とに矛盾する権力を賦与するという忌わしい手段に頼るの不便なしに...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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