...彼女との意見が相通じなかったので、話し合いが必要だった...
...この地域では、自転車と歩行者が相通に道を使っている...
...私たちの考え方が相通う部分が多いので、一緒にプロジェクトを進めたいと思います...
...インターネットによって、世界中の人々が相通じて交流することができるようになった...
...スポーツは言葉を超えて身体で相通じ合うものだと言われています...
...人と人との魂の呼吸を最も親密に相通はしむる者は夏の夜の蚊帳である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...科学の力によって非常に拡張された外界の知識から我々の導き出した考えと種々な点で相通ずるものがあるというところに主要な興味があるのである...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...何かやはり相通じるものがあるのであろう……幼児は東京へ着くまで...
上村松園 「車中有感」
...一寸坐れば一寸の仏という語句とも相通ずるものがあるようである...
種田山頭火 「歩々到着」
...神人相通の術などと云っても...
直木三十五 「南国太平記」
...相通(かよ)うのであります...
夏目漱石 「教育と文芸」
...彼我(ひが)相通じ...
夏目漱石 「文壇の趨勢」
...従って御主人伯爵の食道楽と一脈相通ずるわけであります」林敬五郎は物馴れた実業家らしく...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...ちやうど科学者が自然物に対してとるべき態度と相通じてゐる...
平林初之輔 「文学方法論」
...一方往年の彼をして森鴎外やアナトオル・フランス等と一味相通ずる所あらしめた彼の好學心にも嚴然と死刑を命じたのである...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...芸術上に何かの相通ずる新奇なスロウガンを持つて...
牧野信一 「新興芸術派に就いての雑談」
...夫々独自であると同様に一味相通ずる「スタビリチイ」の精神に...
牧野信一 「余の倅に就いて」
...すすり泣きとひそかに相通ずる笑いが...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...この経験も極く初期の言文一致論者との間に幾分か相通じたものが有ると思はれる...
水野葉舟 「言文一致」
...その事大いに異なれど国言相通ず...
南方熊楠 「十二支考」
...苦しさや悲しさがこうして相通じているその心の流れのなかで父にはわかるだろう...
「おもかげ」
...洗※は相通である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...それはまた新来文化に驚異の眼を見張った推古時代の日本人の動揺する心と相通ずるであろう...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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