...彼女との意見が相通じなかったので、話し合いが必要だった...
...この地域では、自転車と歩行者が相通に道を使っている...
...私たちの考え方が相通う部分が多いので、一緒にプロジェクトを進めたいと思います...
...インターネットによって、世界中の人々が相通じて交流することができるようになった...
...スポーツは言葉を超えて身体で相通じ合うものだと言われています...
...心と心が無言のうちに相通じるのである...
上村松園 「友人」
...鴎外が抽斎や蘭軒(らんけん)等の事跡を考証したのはこれらの古書校勘家と一縷(いちる)の相通ずる共通の趣味があったからだろう...
内田魯庵 「鴎外博士の追憶」
...彼我相通ぜぬ厳粛な悲しみ...
太宰治 「もの思う葦」
...一寸坐れば一寸の仏という語句とも相通ずるものがあるようである...
種田山頭火 「歩々到着」
...純粋な肉体の苦痛によるものとかなりまで相通ずるものがありそうに思われる...
寺田寅彦 「自由画稿」
...なにか重い荷を背負い、なにか重い鏈(くさり)を引きずって、とぼとぼと歩いている、そうした感じが、我にも他人にも、誰にも、相通ずる...
豊島与志雄 「悲しい誤解」
...天空に散布してる無数の星辰の輝きに相通ずるものである...
豊島与志雄 「大自然を讃う」
...内容はイソップの亀と鷹の話や狐と烏の話などと相通ずるものである...
豊島与志雄 「文学以前」
...卵を砕く燕(つばめ)の嘴(くちばし)と相通ずる所がある...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...これに就いて氏が文字重複、展轉相通、蓋有諸家増益、用廣異聞、釋言釋訓以下、亦猶是焉と言つてゐるのは確實であるが、郭註及び疏には此の重複を以て互訓であると考へ、例へば舒業順敍也、舒業順敍緒也といふのには、疏に互相訓也といひ、粤于爰曰也、爰粤于也といふのには、郭註に轉相訓としてあつて、すべて此類のには兩方から互に相訓じたものであると解釋したのは誤であらうと思ふ...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...相通ずることがない...
内藤湖南 「尚書稽疑」
...明山侯と能登守との意気相通ずるということは...
中里介山 「大菩薩峠」
...浄土図の背景と相通ずるものかと推量される...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...従って御主人伯爵の食道楽と一脈相通ずるわけであります」林敬五郎は物馴れた実業家らしく...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...多くの場合に訳経の竜と相通ずる奴だ(後に弁ずるを読まれよ)...
南方熊楠 「十二支考」
...相通じたのは欣(うれ)しいことではございませんか」やがて...
吉川英治 「新書太閤記」
...そしてすべての樹木と相通じるために...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
...天平時代前半の彫刻と実によく相通うてはいないであろうか...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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