...彼の相貌には優しさが感じられる...
...確かに二人は相貌が似ている...
...外見だけでなく、相貌の内面も大切だ...
...彼女が相貌を変えたら誰にも分からないだろう...
...その事件の犯人を見た目から相貌が変わっていたと言う目撃者もいた...
...クレールの個々の作品以上の本質論からいつて彼の技巧と機知が目も綾な喜劇を織り上げた場合に彼の作品は最も完璧な相貌を帯びてくる...
伊丹万作 「ルネ・クレール私見」
...相貌を呈していた...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...こういう凡人の相貌を芸術化するという稀有(けう)な役割を持つ能面が...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...一見凜々(りゝ)しき勇士の相貌...
高山樗牛 「瀧口入道」
...乱酒のため憔悴した相貌を見るに堪へないで...
種田山頭火 「其中日記」
...文芸作品(一般に芸術作品)の相貌を個々に明らかにすることは文芸を「認識」の一つと見る観点以外からは導かれ得ないだろうと思われる...
戸坂潤 「所謂批評の「科学性」についての考察」
...現在の現実の相貌を通して...
豊島与志雄 「小説集「白蛾」後記」
...偶然その相貌(そうぼう)を多少つかんできて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その古の相貌は、まことに美しい潮入り川で、蘆荻ところどころ、むさしの側は、丘は鬱蒼として、下總野(しもふさの)の、かつしかあがたは、雲手(くもで)の水に水郷となり、牛島の御牧(みまき)には牛馬が放牧されてゐた...
長谷川時雨 「大川ばた」
...彼の相貌を蔽わずにおいたからだ...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「沈黙」
...王者らしい相貌(そうぼう)の気高(けだか)いところはあるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...柏軒の相貌は生前に肖像を画かしめなかつたので...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...秋風が吹きはじめても同じ調子で躯も相貌も痩(や)せが眼立ってきた...
山本周五郎 「おれの女房」
...そうでなくとも凄気のある相貌が...
山本周五郎 「風流太平記」
...あの方の相貌(そうぼう)が変った...
山本周五郎 「やぶからし」
...それが軽部が疑われたというのも軽部の先ずひと目で誰からも暴力を好むことを見破られる逞しい相貌から来ているのであろう...
横光利一 「機械」
...広言を払って馳け去りましたんで」袁紹は何ともいえぬ相貌(そうぼう)をして聞いていたが...
吉川英治 「三国志」
...著しく対蹠的(たいしょてき)な相貌(そうぼう)を違えていた...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索