...彼の相貌には優しさが感じられる...
...確かに二人は相貌が似ている...
...外見だけでなく、相貌の内面も大切だ...
...彼女が相貌を変えたら誰にも分からないだろう...
...その事件の犯人を見た目から相貌が変わっていたと言う目撃者もいた...
...惡神(あくしん)の魔羅(まら)は隨分(ずゐぶん)思(おも)ひ切(き)つた不可思議(ふかしぎ)な相貌(さうぼう)の者(もの)ばかりである...
伊東忠太 「妖怪研究」
...ある知人の相貌が...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...其配合によつて其處に或必然な決定的の眞の相貌を描出しなければならないのである...
寺田寅彦 「天文と俳句」
...しかし実際には自然の相貌が至るところむしろ驚くべき多様多彩の変化を示していて...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...現象のいかなる相貌(そうぼう)をつかまえてこれにそのような分析を加えるべきかの手掛かりを得るに苦しむのが常である...
寺田寅彦 「量的と質的と統計的と」
...もはや日本主義は従来の露骨な相貌を必要としなくなった...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...科学が呈する相貌の民族的な特色ということと...
戸坂潤 「哲学の現代的意義」
...またしても俄かに彼の相貌は一變してしまい...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...美男の部類にはいる相貌だったが...
豊島与志雄 「林檎」
...偶然その相貌(そうぼう)を多少つかんできて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...民衆が受けてきた古い苛責(かしゃく)の陰惨な相貌(そうぼう)を交じえさしていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...僕等は電光の森かげから夕闇のくる地平の方から烟の淡じろい影のやうでしだいにちかづく巨像をおぼえたなにかの妖しい相貌(すがた)に見える魔物の迫れる恐れをかんじた...
萩原朔太郎 「青猫」
...ちょっといえないことだよ」この平凡な相貌(かおつき)は...
久生十蘭 「ノア」
...謂わば現実的相貌にふれてのこととして...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...すぐかれの蒼ざめた相貌から移しかえられたように...
室生犀星 「幻影の都市」
...伝えられる五路の作戦による魏の大侵略の相貌は...
吉川英治 「三国志」
...世の相貌(そうぼう)も変ろうとする今...
吉川英治 「新書太閤記」
...その「いまだかつて見ざる端厳なる相貌」に歓喜した...
和辻哲郎 「偶像崇拝の心理」
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