...彼の相貌には優しさが感じられる...
...確かに二人は相貌が似ている...
...外見だけでなく、相貌の内面も大切だ...
...彼女が相貌を変えたら誰にも分からないだろう...
...その事件の犯人を見た目から相貌が変わっていたと言う目撃者もいた...
...完全な相貌といつただけでは何のことかわからぬが...
伊丹万作 「顔の美について」
...美の相貌には種々の変化を見たが...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...傑作の相貌を具えていた...
太宰治 「虚構の春」
...しかも顔は犬というよりも動物園にいる狒々(バブーン)そっくりの相貌であった...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...其配合によつて其處に或必然な決定的の眞の相貌を描出しなければならないのである...
寺田寅彦 「天文と俳句」
...相貌までを含めたものを...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...変に複雑な相貌で...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...文章ほど複雜多岐多樣の相貌形態を持つてゐるものはないが...
南部修太郎 「氣質と文章」
...額が生え上ってメフィストフェレスを思わせるような相貌をして居り...
野上豊一郎 「闘牛」
...僕等は電光の森かげから夕闇のくる地平の方から烟の淡じろい影のやうでしだいにちかづく巨像をおぼえたなにかの妖しい相貌(すがた)に見える魔物の迫れる恐れをかんじた...
萩原朔太郎 「青猫」
...しかるにその裏は千の相貌(そうぼう)を具(そな)えている...
三木清 「人生論ノート」
...ベンチの上の悲しげな蒼白い相貌をなお一層(いっそう)憂鬱に...
室生犀星 「幻影の都市」
...その兄玄亭が相貌(そうぼう)も才学も人に優れているのを見て...
森鴎外 「渋江抽斎」
...発条(ばね)のような強靱(きょうじん)さをひそめていた相貌が...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...大身の者の子だろう、秀でた相貌だし、着ている物もりっぱだった...
山本周五郎 「雪の上の霜」
...下描きしては描き直していた菊慈童(きくじどう)の相貌を――生きているその顔を――いま目に見たような気がしたのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...初めて山寺の炉べりで友の夏駿の顔に気づいたあの相貌(そうぼう)が...
吉川英治 「人間山水図巻」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??