...わたしたちが相聞した話...
...相聞とは、耳打ちで秘密や情報を伝え合うこと...
...彼女が自分の相聞を話してくれた...
...相聞をするときは、他人に聞かれないように注意が必要...
...相聞によって彼女の秘密を知った...
...僕はその時に「越し人」「相聞」等の抒情詩を作り...
小穴隆一 「二つの繪」
...(幸(さき)ありませ)との一句を相聞...
田中英光 「さようなら」
...東京城の西、青山街道を行く里余(りよ)、平岡逶(いい)として起伏し、碧蕪(へきぶ)疎林(そりん)その間を点綴(てんてい)し、鶏犬の声相聞う...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...鶏犬相聞う隣藩すら...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...中には寐(ね)ていながら多分の利欲を貪(むさぼ)る事を相考え候者もこれ有るよう相聞え...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...手を入候事も相聞候――云々」などいふのがある...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...至極便利之船に相聞候間...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...嘉永二年の「近來蘭醫増加致し世上之を信用するもの多く之ある由、相聞え候、右は風土も違候事に付、御醫師中は蘭方相用候儀、御禁制仰出され」た「御布令」の時代から見ると格段の相違があつたやうに見えるが、また一方では「長崎談判」の折森山榮之助が譯述して公用に役立つた英書を同じ應接係役人の箕作阮甫でさへが讀むことが出來なかつたやうな實情もあつて、それが嘉永六年の末である...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...相聞(そうもん)の歌では...
中里介山 「大菩薩峠」
...作法宜(よろ)シカラザル儀之(こ)レ有ル段相聞エ候...
中里介山 「大菩薩峠」
...猥(みだり)に勅命抔と申触(まうしふら)し在々農民を党類に引入候類も有之哉(これあるや)に相聞き...
中里介山 「大菩薩峠」
......
中里介山 「大菩薩峠」
...中臣宅守(なかとみのやかもり)と狹野茅上娘子(さぬのちがみのをとめ)との悲戀の相聞のやうなもの――に次から次へと姿を變へながら...
堀辰雄 「若菜の卷など」
...〈相聞空しく刀環の約あり...
南方熊楠 「十二支考」
...世上之を信用する者多く之ある由相聞え候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...衰へ候儀は無相違相聞え申候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...山海相聞(さんかいそうもん)はやい...
吉川英治 「私本太平記」
...春相聞)というふうに...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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