...それは少なくとも我々の現代の考えに相応するところがあるのである...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...その効能の果たして名実相応するやいなやは...
井上円了 「おばけの正体」
...幼い水のつばさに相応するものである...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...前記の理想的の場合の「密度」が直接いかなる数に相応するかはこれもむつかしい問題であるが...
寺田寅彦 「比較言語学における統計的研究法の可能性について」
...相応する変容を之に加えることによって...
戸坂潤 「科学方法論」
...科学的内容がまだ直覚的な混沌の内に横たわっている場合が世界観の段階に相応する...
戸坂潤 「科学論」
...社会的平均値の水準に相応する...
戸坂潤 「思想としての文学」
...自己同一的な静止者であったことに相応するものである...
戸坂潤 「辞典」
...男子に於ては心意の燃焼に相応する...
豊島与志雄 「性格批判の問題」
...従ってそれに相応する店の構えと...
中里介山 「大菩薩峠」
...そしてその恐ろしい巨大な十字架に相応する丈けの基督のすがたをふと心に描いた時...
長與善郎 「青銅の基督」
...これに相応する出生の減少を齎らさず...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...ところで浄土他力の教が土他力の教が」]末法時に相応する教であるとすれば...
三木清 「親鸞」
...かくして一面において特殊的に末法の時代に相応すると同時に他面において普遍的にあらゆる時代に通ずるというところに...
三木清 「親鸞」
...第三に常識は有機的な知識として社会における均衡の状態に相応するものであった...
三木清 「哲学入門」
...任務と権能と是に相応する尊敬とが附いていた...
柳田国男 「木綿以前の事」
...かりにこれに相応するような大足の持主があるにしても...
柳田国男 「山の人生」
...それに相応する題材のことごとくを描写しない内に...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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