...それは少なくとも我々の現代の考えに相応するところがあるのである...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...幼い水のつばさに相応するものである...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...あの有名な『起信論』に「唯証相応(ゆいしょうそうおう)」(唯(た)だ証とのみ相応する)という文字がありますが...
高神覚昇 「般若心経講義」
...しかし映画の観客は各自の想像によってそれぞれの映像に相応する質量を付加し割り当てながら見て行く...
寺田寅彦 「映画の世界像」
...下部構造に相応する人間的実践――生産――乃至それが物的体系にまで定着されたもの――生産関係――が...
戸坂潤 「科学論」
...プロレタリアの政治活動の歴史的諸段階に相応する広義の政治的綱要に対応して...
戸坂潤 「思想としての文学」
...自己同一的な静止者であったことに相応するものである...
戸坂潤 「辞典」
...更に社会的意識の動揺の甚だしい小市民層に相応する中間層一般をも捉えずにはおかない...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...に相応するものは...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...そういう観念に相応する何物かが根源的にどこから発生したかということは...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...男子に於ては心意の燃焼に相応する...
豊島与志雄 「性格批判の問題」
...黄金の量が商品の価値に相応するものは...
豊島与志雄 「「沈黙」の話」
...非我の世界にこれに相応する形相を発見しもしくは想像する事ができますが...
夏目漱石 「創作家の態度」
...この物質観の変革に相応する変革が...
三木清 「人生論ノート」
...ところで浄土他力の教が土他力の教が」]末法時に相応する教であるとすれば...
三木清 「親鸞」
...時代に相応するだけの研究をし終(おお)せなかったように思う...
柳田国男 「海上の道」
...自分の感覚に相応するノリトを作っていた...
柳田国男 「故郷七十年」
...しかし「伝説の時代」に相応する文化段階の国と...
和辻哲郎 「鎖国」
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