...その効能の果たして名実相応するやいなやは...
井上円了 「おばけの正体」
...あの有名な『起信論』に「唯証相応(ゆいしょうそうおう)」(唯(た)だ証とのみ相応する)という文字がありますが...
高神覚昇 「般若心経講義」
...それらに相応する daのすべての値を決定し...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...前記の理想的の場合の「密度」が直接いかなる数に相応するかはこれもむつかしい問題であるが...
寺田寅彦 「比較言語学における統計的研究法の可能性について」
...歴史的発展段階に相応するものでなくて...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...相応する変容を之に加えることによって...
戸坂潤 「科学方法論」
...科学的内容がまだ直覚的な混沌の内に横たわっている場合が世界観の段階に相応する...
戸坂潤 「科学論」
...社会的平均値の水準に相応する...
戸坂潤 「思想としての文学」
...併し実際に観念論からするこの二群の非難に相応する実在論は...
戸坂潤 「辞典」
...そのイデオロギーは何等その本質に相応するとは限らないのが常であるが...
戸坂潤 「辞典」
...更に社会的意識の動揺の甚だしい小市民層に相応する中間層一般をも捉えずにはおかない...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...それは末法という時機とこの時代における衆生の根機とに相応する教である...
三木清 「親鸞」
...すなわち自力の教はただ釈迦在世および滅後五百年間の衆生の機根のすぐれた時代にのみ相応する教であって...
三木清 「親鸞」
...本願はつねに歴史的現実(機)に相応するところの衆生済度の愛の願いである...
三木清 「親鸞」
...この願に相応する...
三木清 「親鸞」
...時代に相応するだけの研究をし終(おお)せなかったように思う...
柳田国男 「海上の道」
...任務と権能と是に相応する尊敬とが附いていた...
柳田国男 「木綿以前の事」
...デリケートさに相応する相手を求むべく...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
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