...相変わらずの相引き喧嘩で、二人の関係は悪化するばかりだ...
...結婚した後、旦那さんの浪費癖が原因で相引きすることが多くなってしまった...
...この店は値段の相引きもしているから、安く買えるよ...
...大人たちは激しく相引きしていたが、子どもたちは泣いていた...
...人気商品が安くなったため、お客さんたちは相引きして買った...
...決して日比谷公園で角帽と相引きするをもって人生の全部と心得ているようなものを指したのではあるまい...
大杉栄 「獄中消息」
...相引合ふ奇妙な状態であつて...
田畑修一郎 「鳥羽家の子供」
...それは同じ血の相引く力であり...
永井隆 「この子を残して」
...門人どもはこの新来の他流の客の流風に、心中畏(おそ)るるところあって見ているうちに、場の真中に立ち出でた両人は、互いにしばし席を譲って、やがて相引き、机竜之助は西に向って構えたのが例の「音無し」です...
中里介山 「大菩薩峠」
...たとへば男女相引くが如き」に到る...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...……この勝負は相引(あいひき)だ」勝手の障子をサラリとあけると...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...この勝負は相引になったと言われたが...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...「そこでさえ逢わなかったら、生涯、相引かず、思い臥(こや)ることもない二人だったのに」と松月尼が書いている...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...之を近づくれば常に相衝(つ)き之を遠ざくれば却て相引かんとするは舅姑と嫁との間なり...
福沢諭吉 「新女大学」
...其遠ざかるこそ相引くの道にして...
福沢諭吉 「新女大学」
...新旧相衝くの患(うれい)を避けて遠く相引かしむるの法なり...
福沢諭吉 「新女大学」
...勝敗なしの相引というのが公平なところであろう」太田三楽の戦評のほかに...
吉川英治 「上杉謙信」
...相引きに退(しりぞ)いて...
吉川英治 「三国志」
...ついに相引きの形で引きわかれたが...
吉川英治 「三国志」
...相引川というのでして……」と頃(ころ)は寿永二年の平家都落ちから始まって元暦二年の屋島...
吉川英治 「随筆 新平家」
...相引いて次第に森を渡つてゆくらしい...
若山牧水 「木枯紀行」
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