...十分の教育あり、智識ありて、理解力を有するものは、言語的釈義によりて、容易に記録文書を、了解し得んも、然らざる者に対しては、実質的釈義を要す可く、其の区別は、相対的にして、根本的に非らず...
高木敏雄 「比較神話学」
...相対的に上位に位する性格が...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...存在は相対的に静止又は運動の状態に於てある(相対性理論)...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...社会と文化とは社会と物理的自然とのこの相違――少なくともそれは零ではあるまい――を相対的に零に消滅させる程...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...そういう二つの相対的に対立した弁証法でなくて...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...相対的に急速に衰退しつつあるし...
戸坂潤 「社会時評」
...私の表現は相対的に行はれるのみだからである...
中原中也 「地上組織」
...第十二章 人生表裏の判断表と裏とは物の存立(そんりつ)条件人生の言葉はとかく相対的になる...
新渡戸稲造 「自警録」
...絶対的にも相対的にも殖えたのである...
服部之総 「黒船前後」
...何故(なにゆえ)に穀物が相対的に豊富で低廉であるという事情に本質的な変化がなくて長い時期が経過するかということの...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...これからは男性とか女性とかいう風に相対的にものを考えることが少くなりましょう...
宮本百合子 「男が斯うだから女も……は間違い」
...相対的にましなものということは認めざるを得ない...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...時には一見まことに些細なような点でさえ相対的には大切なことがあります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...相対的に世俗的にへりくだることではないのだから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...相対的に考えねばならぬ...
矢部貞治 「政治学入門」
...相対的に評量されねばならない...
矢部貞治 「政治学入門」
...そのいずれも相対的に変化したとは言い得ないであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...そして穀物及び労働の価格は相対的により高いであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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