...外に相客といふものは無かつた...
石川啄木 「所謂今度の事」
...向うの相客に助けを求めようとしたが...
海野十三 「蠅男」
...相客は支那の若い学生だった...
大杉栄 「日本脱出記」
...相客は大阪辺のある富豪(かねもち)らしかつた...
薄田泣菫 「茶話」
...其晩は例の茶ぶ臺を取圍んでの小宴ではあるが三藏も亦お相客として招かれた...
高濱虚子 「俳諧師」
...此宿は二階がなく相客も多く...
種田山頭火 「行乞記」
...温泉に行けて相客がないのがよい...
種田山頭火 「行乞記」
...相客二人(支配人F氏...
種田山頭火 「松山日記」
...相客があったこととして見ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...相客(あいきゃく)は僧一人...
夏目漱石 「草枕」
...藤原義江の招待、相客は藤倉修一...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...相客もほぼそうだった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...監視下に置かないと心配だ」相客がぶつくさ言ったが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...幸い相客もなく、大人もたいそうおよろこびで、お手ずから茶を点(た)てて下すったりした...
山本周五郎 「日本婦道記」
...おまけに相客が聞いているらしいので...
山本周五郎 「風流太平記」
...こんどは五六人いる相客のぜんぶが...
山本周五郎 「風流太平記」
...幸ひ相客(あいきやく)が無いので広い涼しい部屋を一人(ひとり)で占領する事となつた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...まさかと多寡(たか)をくくっていた居酒屋の相客たちは...
吉川英治 「宮本武蔵」
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