...彼らの関係はまさに琴瑟相和だ...
...二人の意見は琴瑟相和で、意見が一致した...
...彼らのコンビネーションは琴瑟相和のように見える...
...彼と彼女はとても仲がよく、琴瑟相和のようだ...
...このバンドの演奏はまるで琴瑟相和のようだ...
...』最後に『チェースト』と極めて陳腐な奇聲を放つて相和した奴もあつた...
石川啄木 「雲は天才である」
...民心離散し上下相和せず...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...この諸元素相和し相合して一種固有の国風民情を化成し...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...相和(あひやはら)ぎて樂(たのし)みて...
アダ・ネグリ Ada Negri 上田敏訳 「母」
...そしてその家庭は夫婦兄弟姉妹相和して平和漲(みなぎ)るの状態にあり...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...列国相和するという国際平和である...
大隈重信 「大戦乱後の国際平和」
...甲の聲、乙の聲相和して、山壑にひゞきわたる...
大町桂月 「妙義山の五日」
...故に心齟齬(そご)して相和(くわ)せず...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...相和し相唱へて他の新流行は生ずるなり...
津田左右吉 「史論の流行」
...急に互いの肩をたたいて相和するのだ...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...らだら童子」と相和(あいわ)するものもありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...人里の気分豊かに猟犬の声も相和する...
中里介山 「大菩薩峠」
...いかなる讐敵にても必ず相和するのみならず...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...それが豪勇な松に配せられて寄り添うているのは剛柔相和して両者誠に相応しく感ずる...
牧野富太郎 「植物記」
...彼らの労働を奨励するために、彼はすべての都市の総督に命じて、各自の管轄内で農業に従事する者で、農業に熱心で、立派な評判をもち、一家が和合し、隣人と相和し、節倹を旨とし、一切の浪費をしないという点で最もすぐれた者を、毎年皇帝に報告させることとした1)...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...夜に入ば烟火戯光映照波絃歌相和...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...その者を拒けようとする声が相和していよいよ高くあがった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...琴瑟相和(きんしつあいわ)しておるかどうかと問うのじゃ」「お訊ねまでもないことを」「これはかなわぬ...
吉川英治 「新書太閤記」
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