...一見して性格の相反する二人はどういう点で意気投合したのか...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...実は衛生と自然淘汰説とが全く相反するものでないことは前にも述べたとおりである...
丘浅次郎 「進化論と衛生」
...この仮定はこの病気を非常に相反する観点に導いた...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...およそ世の投機的商才とは全然相反する誠実と辛抱の結果として...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...また或る點で相反することが認められる...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...これは普段の習慣に相反することだった...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「曲れる者」
...出発の仕方によっては全く相反する処の論理的に相容れない処の...
戸坂潤 「再び「科学の歴史的社会的制約」に就いて」
...だれでも昼に相反するものの中に身を投ずる者は...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...フィヒテ哲学とデカルト哲学とは相反する両方向に立つのである...
西田幾多郎 「デカルト哲学について」
...外貌(がいぼう)と内実との相反することは稀(まれ)でない...
新渡戸稲造 「自警録」
...相反する諸原因の隠れた対立から起きる...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...過去の諸事象の相反する事実を考慮に入れる...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...前節の相反する実験の影響よりも一層大きい場合もある...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...相反するのである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...斯うまで相反する両様の性格者と...
牧野信一 「ゾイラス」
...シュトリヒは歴史への相反する関係のうちに浪漫的と古典的とのひとつの明確な対立点を見出す...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...それが習慣と相反する方向のものであるということに基いている...
三木清 「人生論ノート」
...すべて理論と実際とがまるで相反するもろもろの場合だとかを併せ考えるならば...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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