...相共に陸軍に志し試験も幸ひと同時に及第して士官学校に入つた...
石川啄木 「鳥影」
...七節には「かの時には晨星(あけのほし)相共に歌い...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...此三神甞て相共に...
高木敏雄 「比較神話学」
...七人相共に涕泣せしが...
高木敏雄 「比較神話学」
...かの現(うつつ)とこの夢と相共に人生の哀歌を奏するのみ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...相共にする何ものかがなければならぬ...
波多野精一 「時と永遠」
...主體が相共にある一切の時間的存在者の共通の運命である...
波多野精一 「時と永遠」
...何しろこういう工合に挙止人相共に一方ならず非凡だから...
久生十蘭 「魔都」
...期せずして五人の大官達は相共に馳けよって...
久生十蘭 「魔都」
...その相伴うや、相共に親愛し、相共に尊敬し、互いに助け、助けられ、二人(ににん)あたかも一身同体にして、その間に少しも私(わたくし)の意を挟(さしはさ)むべからず...
福沢諭吉 「日本男子論」
...『もし以上がこの問題に関する正しい考え方であるとすれば――そして理論も経験も相共にそれが正しいことを証明しているが――ゴドウィン氏がその第七章で強制の問題について論じていることのほとんど全部は...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...なぜそんな早まったことを! 今日まで相共にあれだけ働いてくれた同志を遇する法でない!水木 馬鹿を言いたまえ...
三好十郎 「斬られの仙太」
...なぜそんな早まったことを! 今日まで相共にあれだけ働いてくれた同志を遇する法でない!水木 馬鹿を言いたまえ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...年相応に彼らの楽しみや喜びをも相共にたのしみたいと思います...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...相共によろこばしい...
吉川英治 「私本太平記」
...スペイン王と、引続き採掘される鉱山の所有者は、相共に、啻に解放された資本が生産したすべてを受取るのみならず、更に他の所有者が失ったすべてをも受取るであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...相共に繰返してうたへる伊那節の唄逢うてうれしや別れのつらさ逢うて別れがなけりやよい十一月六日どうも先生一人をお立たせするのは気が揉めていけない...
若山牧水 「木枯紀行」
...相共に上天気を喜びながら宿を出た...
若山牧水 「木枯紀行」
便利!手書き漢字入力検索