例文・使い方一覧でみる「相公」の意味


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...独り身の相公が増えています...   独り身の相公が増えていますの読み方

...この相公との取引はトラブルが多いです...   この相公との取引はトラブルが多いですの読み方

...相公についての話題を提供してください...   相公についての話題を提供してくださいの読み方

...相公を迎えるために出迎えよう...   相公を迎えるために出迎えようの読み方

...「相公の頼みたいというのは...   「相公の頼みたいというのはの読み方
田中貢太郎 「断橋奇聞」

...昨夜江頭(こうとう)碧波(へきは)を湧かす満船都(すべ)て相公の※(しお)を載す雖然(たとい)羮(こう)を調(ととの)うるの用をなすことを要するも未だ必ずしも羮を調(ととの)うるに許多(おおき)を用いず秋壑はそれを聞いて...   昨夜江頭碧波を湧かす満船都て相公の※を載す雖然羮を調うるの用をなすことを要するも未だ必ずしも羮を調うるに許多を用いず秋壑はそれを聞いての読み方
田中貢太郎 「緑衣人伝」

...四山縣相公閣下、閣下頃ろ某貴族院議員に對して、余は政治上如何なる困難に遭遇するも、決して自ら骸骨を乞ふが如きの擧には出でず、既に第十四議會も幸ひに無事の通過を得たれば、余は來る第十五期及第十六期の議會までも此の内閣を持續して、百般の政務に改善を加ふる心算なりと語れるを傳ふるものあり、是れ之れを傳ふるものゝ妄に非ずむば、恐らくは閣下の心事を誤解するものゝ臆測ならむ...   四山縣相公閣下、閣下頃ろ某貴族院議員に對して、余は政治上如何なる困難に遭遇するも、決して自ら骸骨を乞ふが如きの擧には出でず、既に第十四議會も幸ひに無事の通過を得たれば、余は來る第十五期及第十六期の議會までも此の内閣を持續して、百般の政務に改善を加ふる心算なりと語れるを傳ふるものあり、是れ之れを傳ふるものゝ妄に非ずむば、恐らくは閣下の心事を誤解するものゝ臆測ならむの読み方
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」

...相公閣下、閣下内閣組織以來屡官紀振肅秩序保持の美辭を使用したり、而も閣下の内閣は、官紀振肅の代りに、官紀大に紊亂したる事實を示し、秩序保持の代りに、秩序頗る壞頽したる證迹を現はしたるは何ぞや、但し此般の事實は既に天下公衆の知悉する所たるに於て、今敢てこゝに之を詳述するの必要を見ずと雖も、我輩は閣下が有名なる謹嚴方正なる風采家たるを尊敬し、而して閣下の内閣が、斯る謹嚴方正なる風采家と背馳するの行動あるを怪事とし、乃ち次に其の大要を擧げて閣下の明鑑を仰がむとす...   相公閣下、閣下内閣組織以來屡官紀振肅秩序保持の美辭を使用したり、而も閣下の内閣は、官紀振肅の代りに、官紀大に紊亂したる事實を示し、秩序保持の代りに、秩序頗る壞頽したる證迹を現はしたるは何ぞや、但し此般の事實は既に天下公衆の知悉する所たるに於て、今敢てこゝに之を詳述するの必要を見ずと雖も、我輩は閣下が有名なる謹嚴方正なる風采家たるを尊敬し、而して閣下の内閣が、斯る謹嚴方正なる風采家と背馳するの行動あるを怪事とし、乃ち次に其の大要を擧げて閣下の明鑑を仰がむとすの読み方
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」

...六山縣相公閣下、我輩は特に閣下の議院政略を攻撃するものに非ず、總て既往十餘年間に於ける藩閥政府の議院政略に對しては中心實に感服する能はざるもの多し、最初は超然主義を表面の口實として、裏面に於ては竊に吏黨を製造し、而も輿論の勢力終に當る可からざるを見るや、解散を以て議院を威嚇するを唯一の政略と爲し、屡々無名の解散を奏請して徒らに民心を激昂せしめ、而して立憲内閣の責任に付ては曾て自ら反省する所なかりき、是れ單に内閣の存立を目的として、時局の大體を觀察せざるより來れる暗愚の政略にして、其の最後の勝利が常に議院に歸したりしも復た怪むに足らず、此に於て乎次に政黨提携の事あり、稱して國務を分擔すといふと雖も、實は官祿を懸けて獵官者を買收したるに過ぎずして、眞に政黨を基礎として内閣の鞏固を謀るの意には出ざりき、憲政黨内閣起るに及んで、稍々政黨を基礎とするの體相を表示したりと雖も、政黨の訓練未だ到らずして權力分配の愚論黨人の間に唱道せられ、流石に國民の輿望を負へる内閣も、是れが爲に遂に無殘の末路を見たりき...   六山縣相公閣下、我輩は特に閣下の議院政略を攻撃するものに非ず、總て既往十餘年間に於ける藩閥政府の議院政略に對しては中心實に感服する能はざるもの多し、最初は超然主義を表面の口實として、裏面に於ては竊に吏黨を製造し、而も輿論の勢力終に當る可からざるを見るや、解散を以て議院を威嚇するを唯一の政略と爲し、屡々無名の解散を奏請して徒らに民心を激昂せしめ、而して立憲内閣の責任に付ては曾て自ら反省する所なかりき、是れ單に内閣の存立を目的として、時局の大體を觀察せざるより來れる暗愚の政略にして、其の最後の勝利が常に議院に歸したりしも復た怪むに足らず、此に於て乎次に政黨提携の事あり、稱して國務を分擔すといふと雖も、實は官祿を懸けて獵官者を買收したるに過ぎずして、眞に政黨を基礎として内閣の鞏固を謀るの意には出ざりき、憲政黨内閣起るに及んで、稍々政黨を基礎とするの體相を表示したりと雖も、政黨の訓練未だ到らずして權力分配の愚論黨人の間に唱道せられ、流石に國民の輿望を負へる内閣も、是れが爲に遂に無殘の末路を見たりきの読み方
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」

...十四山縣相公閣下...   十四山縣相公閣下の読み方
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」

...相公閣下、我輩の聞く所に依れば、伊藤侯は改正選擧法通過の後、竊に閣下に向て政府黨組織の計畫目下に必要なるを説き、暗に此の大任を伊藤侯に委するの内勅を得るの手段を盡さむことを求めたるに、閣下之を肯んぜずして曰く、君にして苟も政黨を組織せむとせば則ち君自ら之れを爲して可なり、内閣は斷じて其の議を贊するを得ずと、此に於て乎伊藤侯は閣下の與に爲すあるに足らざるを怒りて、爾來閣下と益々情意の疏通を缺くに至れりと、是れ閣下が伊藤侯の野心測られざるを恐れたるにも由る可しと雖も、一は閣下が強て超然内閣の外觀を維持せむとするの謬見より出でたるものに非ずして何ぞや、要するに閣下は現在に於て眞の政府黨を有せざるのみならず、其の政府黨らしきものすらも、日に閣下の内閣と相離れて反つて閣下の死命を制するの政敵たらむとするが如きは、亦豈閣下の宜しく警戒す可き一大危機に非ずと謂はんや...   相公閣下、我輩の聞く所に依れば、伊藤侯は改正選擧法通過の後、竊に閣下に向て政府黨組織の計畫目下に必要なるを説き、暗に此の大任を伊藤侯に委するの内勅を得るの手段を盡さむことを求めたるに、閣下之を肯んぜずして曰く、君にして苟も政黨を組織せむとせば則ち君自ら之れを爲して可なり、内閣は斷じて其の議を贊するを得ずと、此に於て乎伊藤侯は閣下の與に爲すあるに足らざるを怒りて、爾來閣下と益々情意の疏通を缺くに至れりと、是れ閣下が伊藤侯の野心測られざるを恐れたるにも由る可しと雖も、一は閣下が強て超然内閣の外觀を維持せむとするの謬見より出でたるものに非ずして何ぞや、要するに閣下は現在に於て眞の政府黨を有せざるのみならず、其の政府黨らしきものすらも、日に閣下の内閣と相離れて反つて閣下の死命を制するの政敵たらむとするが如きは、亦豈閣下の宜しく警戒す可き一大危機に非ずと謂はんやの読み方
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」

...相公閣下、閣下の閣僚たる清浦曾禰の兩氏は、曩きに帝國黨の組織に後援を與へ、今も現に其の黒幕として頗る盡力すといふと雖も是れ恐らくは閣下の利益に非らずして寧ろ閣下に禍ひせむ、何となれば是れ徒らに伊藤侯及び自由黨の反感を買ふに過ぎざればなり、昨年國民協會の解散するや大岡育造氏は伊藤侯を擁して新政黨を組織せむとしたるも、其の計畫は佐々元田等の反對に沮まれて行はれざりしのみならず、閣下は清浦曾禰等の閣僚に誤られて帝國黨の成立を助け、地方議員選擧の際の如きは、竊かに地方官に向つて、帝國黨の候補者には十二分の援助を與よ、其他の政黨員に對しては局外中立を守れと内訓して自由黨の激昴を招きたるは公然の事實なり、大岡氏は舊國民派中には比較的智慮に富める人物なり、乃ち此般の現状を見て、頗る憤々の情に禁へざるものありしが爲に、終に飄然として外國漫遊の客と爲り、以て暫らく政變を待つの已むを得ざるに至れり、一の大岡氏を失ひたる如きは、たとひ帝國黨を輕重するに足らずとするも、閣下の閣僚にして帝國黨と密接の關係あるものは、唯だ清浦、曾禰の兩氏のみにして、其他の閣僚は孰れも帝國黨の微弱にして頼む可からざるを知り、現に桂子の如きは、寧ろ自由黨と深く結托して、之れを利用せむとするの野心あり、西郷侯は頃日帝國黨の首領たるを密約すと稱せらると雖も、侯は自由黨に對しても如何なる密約を爲し居るやを知る可からざるに於て、閣下と帝國黨との關係は反つて内閣の統一を破るの原因たらむ、閣下果して帝國黨を以て頼むに足るの忠僕なりと信ずる乎...   相公閣下、閣下の閣僚たる清浦曾禰の兩氏は、曩きに帝國黨の組織に後援を與へ、今も現に其の黒幕として頗る盡力すといふと雖も是れ恐らくは閣下の利益に非らずして寧ろ閣下に禍ひせむ、何となれば是れ徒らに伊藤侯及び自由黨の反感を買ふに過ぎざればなり、昨年國民協會の解散するや大岡育造氏は伊藤侯を擁して新政黨を組織せむとしたるも、其の計畫は佐々元田等の反對に沮まれて行はれざりしのみならず、閣下は清浦曾禰等の閣僚に誤られて帝國黨の成立を助け、地方議員選擧の際の如きは、竊かに地方官に向つて、帝國黨の候補者には十二分の援助を與よ、其他の政黨員に對しては局外中立を守れと内訓して自由黨の激昴を招きたるは公然の事實なり、大岡氏は舊國民派中には比較的智慮に富める人物なり、乃ち此般の現状を見て、頗る憤々の情に禁へざるものありしが爲に、終に飄然として外國漫遊の客と爲り、以て暫らく政變を待つの已むを得ざるに至れり、一の大岡氏を失ひたる如きは、たとひ帝國黨を輕重するに足らずとするも、閣下の閣僚にして帝國黨と密接の關係あるものは、唯だ清浦、曾禰の兩氏のみにして、其他の閣僚は孰れも帝國黨の微弱にして頼む可からざるを知り、現に桂子の如きは、寧ろ自由黨と深く結托して、之れを利用せむとするの野心あり、西郷侯は頃日帝國黨の首領たるを密約すと稱せらると雖も、侯は自由黨に對しても如何なる密約を爲し居るやを知る可からざるに於て、閣下と帝國黨との關係は反つて内閣の統一を破るの原因たらむ、閣下果して帝國黨を以て頼むに足るの忠僕なりと信ずる乎の読み方
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」

...相公閣下、曾て民黨に推薦せられて衆議院議長と爲り、而も自ら民黨の聯合を破りたるものは則ち彼れ星亨氏なり、彼は閣下の内閣に自由黨を盲從せしめたるも、今や彼は局面展開の魔術を講じて閣下の内閣を破壞せむとするを見る、是れ彼れに在ては殆んど尋常の事のみ、何ぞ怪むを須ゐむ、獨り我輩の怪む所は一百餘の代議士を有する大政黨が斯くの如き醜怪なる人物をして擅まに其黨規を紊亂せしめて憂へざること是れなり、我輩豈一の星亨氏に重きを置きて區々の言を爲すものならむや...   相公閣下、曾て民黨に推薦せられて衆議院議長と爲り、而も自ら民黨の聯合を破りたるものは則ち彼れ星亨氏なり、彼は閣下の内閣に自由黨を盲從せしめたるも、今や彼は局面展開の魔術を講じて閣下の内閣を破壞せむとするを見る、是れ彼れに在ては殆んど尋常の事のみ、何ぞ怪むを須ゐむ、獨り我輩の怪む所は一百餘の代議士を有する大政黨が斯くの如き醜怪なる人物をして擅まに其黨規を紊亂せしめて憂へざること是れなり、我輩豈一の星亨氏に重きを置きて區々の言を爲すものならむやの読み方
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」

...三十三山縣相公閣下...   三十三山縣相公閣下の読み方
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」

...相公閣下、閣下は二億五千四百万円の大予算を無難に通過したるを以て十分の欣栄とする所なる可し、政治的営利を事として国民の負担を増加するの建議案を提出する議会は、固より閣下の内閣が提出したる大予算に削減を加ふる理由はある可からず、閣下も亦寧ろ此の弱点を利用せむとしたり、故に国庫の負担を増加する建議案も勉めて之れを迎合し、以て財政上他日の破綻を見るを毫も意とせざるなり、而して是れ実に国家の為めに悲む可きの不幸なり...   相公閣下、閣下は二億五千四百万円の大予算を無難に通過したるを以て十分の欣栄とする所なる可し、政治的営利を事として国民の負担を増加するの建議案を提出する議会は、固より閣下の内閣が提出したる大予算に削減を加ふる理由はある可からず、閣下も亦寧ろ此の弱点を利用せむとしたり、故に国庫の負担を増加する建議案も勉めて之れを迎合し、以て財政上他日の破綻を見るを毫も意とせざるなり、而して是れ実に国家の為めに悲む可きの不幸なりの読み方
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」

...相公閣下、閣下は元来職守に厳に、職権を行するを以て高名なりし人なり、井上伯は閣下に比すれば、機略に富み決断に長ずれども、其の趺宕の性、動もすれば法律規則を無視するの弊あり、伊藤侯は閣下に比すれば、立法の才、組織の能力に於て超絶すれども、其の文采言語の多き割合には其の実行躬践の分量甚だ少なきの欠点あり、閣下は固より伊藤侯の才能なく井上伯の胆気なしと雖も、而も曾て重きを藩閥政府に有したるは、実に官府の秩序と威権とを保維するを以て行政の要と為したるに由れり、其の或は極端なる法治主義に偏して時に精刻峻急に陥るの病ひあるのみならず規摸も亦甚だ狭小にして、官権拡張の外殆ど大なる主張なかりしに拘らず、我輩は尚ほ此点に於ける閣下の本領を認めて、所謂る藩閥武断派の代表者と為したりき、今や閣下の本領は全く消磨して、精刻峻急の角度を取り除きたる代りに、秩序もなく、節制もなく、官紀を紊乱し、行政機関を荒廃して、唯だ内閣一日の姑息を謀らむとす何ぞ其の老ゆるの太甚しきや...   相公閣下、閣下は元来職守に厳に、職権を行するを以て高名なりし人なり、井上伯は閣下に比すれば、機略に富み決断に長ずれども、其の趺宕の性、動もすれば法律規則を無視するの弊あり、伊藤侯は閣下に比すれば、立法の才、組織の能力に於て超絶すれども、其の文采言語の多き割合には其の実行躬践の分量甚だ少なきの欠点あり、閣下は固より伊藤侯の才能なく井上伯の胆気なしと雖も、而も曾て重きを藩閥政府に有したるは、実に官府の秩序と威権とを保維するを以て行政の要と為したるに由れり、其の或は極端なる法治主義に偏して時に精刻峻急に陥るの病ひあるのみならず規摸も亦甚だ狭小にして、官権拡張の外殆ど大なる主張なかりしに拘らず、我輩は尚ほ此点に於ける閣下の本領を認めて、所謂る藩閥武断派の代表者と為したりき、今や閣下の本領は全く消磨して、精刻峻急の角度を取り除きたる代りに、秩序もなく、節制もなく、官紀を紊乱し、行政機関を荒廃して、唯だ内閣一日の姑息を謀らむとす何ぞ其の老ゆるの太甚しきやの読み方
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」

...十八山県相公閣下...   十八山県相公閣下の読み方
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」

...二十四山県相公閣下...   二十四山県相公閣下の読み方
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」

...相公閣下、今の時に於て閣下の内閣を維持せむとするものは、天下唯だ閣下の属僚あるのみ、閣下は此の属僚の援助に依りて何時までも内閣の現状を維持し得可しと信ずる乎、夫れ立憲政治の内閣にして一旦国民の多数に倦まるゝことあらば、是れ其の内閣が直に倒るゝの運命を示すものなり、夫の自由党は一二の野心家の為めに操縦せられて区々たる目前の利害に制せらるゝが為めに、真の局面展開未だ行はれずして、閣下の内閣亦僅かに一日の休安を保つを得ると雖も、自由党亦必ずしも達識遠見の人なきに非ず、苟くも其主義政見を同うするものと大に合同して、先づ藩閥を殲滅するの壮志を奮へば、閣下の内閣は唯だ一挙にして輙ち倒れむのみ、而も是れ我輩の空想に非ずして自然の趨勢なる可きを信ず...   相公閣下、今の時に於て閣下の内閣を維持せむとするものは、天下唯だ閣下の属僚あるのみ、閣下は此の属僚の援助に依りて何時までも内閣の現状を維持し得可しと信ずる乎、夫れ立憲政治の内閣にして一旦国民の多数に倦まるゝことあらば、是れ其の内閣が直に倒るゝの運命を示すものなり、夫の自由党は一二の野心家の為めに操縦せられて区々たる目前の利害に制せらるゝが為めに、真の局面展開未だ行はれずして、閣下の内閣亦僅かに一日の休安を保つを得ると雖も、自由党亦必ずしも達識遠見の人なきに非ず、苟くも其主義政見を同うするものと大に合同して、先づ藩閥を殲滅するの壮志を奮へば、閣下の内閣は唯だ一挙にして輙ち倒れむのみ、而も是れ我輩の空想に非ずして自然の趨勢なる可きを信ずの読み方
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」

...二十七山県相公閣下...   二十七山県相公閣下の読み方
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」

...相公閣下、自由党が閣下の内閣と提携したるは、蓋し閣下の内閣をして官属主義の内閣ならしめんとするにあらずして、実に政党内閣に入る可き過渡時代の内閣と認めたるに由れり、切言せば閣下の内閣は、自由党の為に試験せられつゝあるなり、此の試験にして自由党の予期したる如き結果を見ざれば、自由党は如何なる手段を使用しても其当初の目的を達せずむば休止せざる可し、而して閣下は今や一方に於ては官属主義の属僚に擁せられ、一方に於ては政党内閣を目的とせる自由党に援助せられ、恰も南面すれば北狄怨み、北面すれば南蛮怨むの境遇に在り、閣下の現位地は亦頗る不思議なりと謂ふべし、其不思議なるは尚ほ可なり、是れ疑もなき閣下の災難なり、閣下にして苟くも進退其の機宜を誤まれば遂に属僚にも離畔せられ、自由党にも反対せられて、政界の立往生を為すの外なきに至らむ、亦閣下の宜しく熟慮すべき場合に非ずや...   相公閣下、自由党が閣下の内閣と提携したるは、蓋し閣下の内閣をして官属主義の内閣ならしめんとするにあらずして、実に政党内閣に入る可き過渡時代の内閣と認めたるに由れり、切言せば閣下の内閣は、自由党の為に試験せられつゝあるなり、此の試験にして自由党の予期したる如き結果を見ざれば、自由党は如何なる手段を使用しても其当初の目的を達せずむば休止せざる可し、而して閣下は今や一方に於ては官属主義の属僚に擁せられ、一方に於ては政党内閣を目的とせる自由党に援助せられ、恰も南面すれば北狄怨み、北面すれば南蛮怨むの境遇に在り、閣下の現位地は亦頗る不思議なりと謂ふべし、其不思議なるは尚ほ可なり、是れ疑もなき閣下の災難なり、閣下にして苟くも進退其の機宜を誤まれば遂に属僚にも離畔せられ、自由党にも反対せられて、政界の立往生を為すの外なきに至らむ、亦閣下の宜しく熟慮すべき場合に非ずやの読み方
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」

...韶州(しょうしゅう)で相公てふ者と心やすくなり...   韶州で相公てふ者と心やすくなりの読み方
南方熊楠 「十二支考」

「相公」の読みかた

「相公」の書き方・書き順

いろんなフォントで「相公」


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震え戦く   直弟子   盟書  

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