...二兒自から相伴うてゆく...
大町桂月 「親馬鹿の旅」
...相伴うてはじめて一個の神話学を組織するを得可し...
高木敏雄 「比較神話学」
...西班牙(スペイン)では栄誉と金銭が相伴う最高企業の一つだ...
谷譲次 「踊る地平線」
...常に論争と相伴う性質を有っている...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...だが之と相伴うものは勿論日本だけではない...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...これに配置せられたる単純なる後景(こうけい)はあたかもパストラル曲中の美なる風景に等しく両々相伴うて看者の空想を音楽の中(うち)に投ぜしむ...
永井荷風 「江戸芸術論」
...相伴うて歩く形はかなり道中の人目を引くのだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...ここまで相伴うたものか...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分はこうして田山と相伴うて...
中里介山 「大菩薩峠」
...弁信は鐙小屋の神主と相伴うてこの白骨の宿を出てしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...それは主従相伴うて歩むのでなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...平生の苦労鬱散(うっさん)の為めに夫婦子供相伴うて物見遊山(ものみゆさん)も妨なきことならん...
福沢諭吉 「女大学評論」
...その相伴うや、相共に親愛し、相共に尊敬し、互いに助け、助けられ、二人(ににん)あたかも一身同体にして、その間に少しも私(わたくし)の意を挟(さしはさ)むべからず...
福沢諭吉 「日本男子論」
...これは人生に苦楽相伴うの情態を知らずして...
福沢諭吉 「日本男子論」
...この麟板は一枚ごとに左右一対の肋(あばら)と相伴う...
南方熊楠 「十二支考」
...眷恋(けんれん)相伴うて今に至った...
南方熊楠 「十二支考」
...この二つは常に相伴う不徳であるが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...相伴うて天子に謁(えっ)し...
吉川英治 「三国志」
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