...同時にまたこれらの三つの線をあたかも精神の眼に現前するもののごとくに直観するのであって...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...あたかも精神の眼に現前するもののごとくに直観することはできないのである...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...吾々は空間を直観するのである...
戸坂潤 「幾何学と空間」
...併し直観には直観する一面と直観される一面とが必ず結び付いていなければならない...
戸坂潤 「幾何学と空間」
...素より吾々は後の場合のような図形を如何にしても直観することは出来ない――それは空間の直観に現われないから――が...
戸坂潤 「幾何学と空間」
...即ち又吾々が物の現象を直観する形式である...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...故にかく直観するその理由によってこの直観形式は又それ自身純粋直観である...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...かく云うと直観されるものは視覚であり又空間であるという不当な結論に来るかのように見えるが併し直観なるものの一般的な特質は直観するということが直ちに直観されるということに結び付く点になければならぬ...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...而もそれは単なる視覚を超えて直観するものでなければならぬ...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...Sehensakt そのものを直観することによって直観された空間を成立させる処の(何となれば直観するとは直観されることであるから)ものに外ならない...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...それ故第二の純粋直観とは直観する側面であり従って第一の純粋直観は直観される側面となる...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...卜者(ぼくしゃ)は羊の肝臓(かんぞう)を凝視(ぎょうし)することによってすべての事象を直観する...
中島敦 「文字禍」
...ただ直観するのみであると...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...竹は天を直観する...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...僕は命を賭けて直観する...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...純に見る事を「直観する」というが...
柳宗悦 「民藝四十年」
...それはここに用いられた表現が文芸的であって思惟するよりも直観することを必要とするゆえのみではない...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...そうすれば人の動作にとって本質的な(と人形使いが直観する)契機のみが残されてくることになる...
和辻哲郎 「文楽座の人形芝居」
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