...私が精神の眼で極めて明証的に直観すると考えることにおいてすら...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...あたかも精神の眼に現前するもののごとくに直観することはできないのである...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...あるいは感覚によって知覚せられた観念に一致する或るものを直観する...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...併し之に反して二運動が二つの量に同時に起こるのを直観することは可能である...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...吾々は空間を直観するのである...
戸坂潤 「幾何学と空間」
...併し直観には直観する一面と直観される一面とが必ず結び付いていなければならない...
戸坂潤 「幾何学と空間」
...即ち又吾々が物の現象を直観する形式である...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...故にかく直観するその理由によってこの直観形式は又それ自身純粋直観である...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...かく云うと直観されるものは視覚であり又空間であるという不当な結論に来るかのように見えるが併し直観なるものの一般的な特質は直観するということが直ちに直観されるということに結び付く点になければならぬ...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...而もそれは単なる視覚を超えて直観するものでなければならぬ...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...Sehensakt そのものを直観することによって直観された空間を成立させる処の(何となれば直観するとは直観されることであるから)ものに外ならない...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...併し先にも述べたように空間直観は直観するものと直観されたものとが直ちに結び付く処がなければならず従って直観すること即ち原理とも云うべき空間と客観的な空間とが直ちに結び付いていなければならぬ...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...卜者(ぼくしゃ)は羊の肝臓(かんぞう)を凝視(ぎょうし)することによってすべての事象を直観する...
中島敦 「文字禍」
...ただ直観するのみであると...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...竹は天を直観する...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...僕は命を賭けて直観する...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...純に見る事を「直観する」というが...
柳宗悦 「民藝四十年」
...そうすれば人の動作にとって本質的な(と人形使いが直観する)契機のみが残されてくることになる...
和辻哲郎 「文楽座の人形芝居」
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